・機体の特徴
MC-01ソルダードのハイエンドモデルであり、ボリビア王国に配備されている特別仕様KV。
LGRは「La Guardia Real(ロイヤルガード)」の略称。王制を敷くボリビアらしい名称であるといえる。
生産性、整備性向上の為に意図的に簡略化された部分も多いソルダードであるが、現時点において設計上のポテンシャルを最大限に引き出したのがMC−01LGRレアル・ソルダードである。
足回りとエンジンを換装して機動力を中心に性能が底上げされ、エネルギーラインの増強による知覚攻撃力の強化、通信用ブレードアンテナを取り付けたことで指揮機能の向上を図られている。
一方で通常型ソルダードと共通する点も多くあり、ソルダードを運用する組織で運用する分には大きな困難を伴わない。
高額故に生産ペースが非常に遅く、傭兵の通常貸与は行われていないが、ボリビア王国でも一定の生産数を確保したい思惑もあり、一部の機体がULTに供与されている。
ボリビア王国ではエース用、指揮官用として運用されているが、公式のエース認定規定のないULTにおいては特別支給品として平等に貸与権取得のチャンスが与えているのはシラヌイS型と同様である。ULTショップでの評価価格は通常貸与がないことを鑑みての取扱い価格で、実際にはより高級機である。
本機の貸与権を得てもボリビア軍で公的な立場を得られるものではない。
・機体特殊能力
○アクティブ・スラスター
メルス・メス版推力偏向スラスター。
エンジンユニットを機体から独立させることで実現させた機構だが、強度の関係で駆動は上下角に制限されている。
接合部の強度確保にはアクセル・コーティングが応用されているため、使用時には常に練力を消費してしまうが、機体の姿勢制御も向上するために機動力のみならず命中も向上する。
また、コーティングの出力系統をFCSにもバイパスすることで、一時的に攻撃力を底上げすることも可能となった。
A:無改造状態において練力を20消費することで、そのターンの間命中と回避に+30の修正を与え、更に方向転換に行動力を消費しなくなる。
B:無改造状態において練力を20消費することで、そのターンの間攻撃に+50の修正を与える。
○システム・テンペスタ
M−MG60専用の射撃システム。このシステムを使用せずともMG60は使用可能だが、使用することで本来の速射能力を最大限に発揮することができる。
無改造状態で行動力を3使用し、MG60の弾数を攻撃3回分を消費して発動する。敵1対象に1ターンの間、嵐の如く集中射撃を加える。この間、対象の敵機は回避が無改造状態で50低下する。
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・機体の特徴
メルス・メスが開発した宇宙用KV。MXシリーズの宇宙用フラッグシップモデル。
野心的な設計で知られるMXシリーズに相応しく、背部円形スラスターユニット、「ハイロウ」が大きな特徴。
ハイロウは加速器兼エミオンスラスターであり、更に斥力場発生装置でもある。
本機に搭載された斥力系特殊能力を全て司る機体の命綱だが、それに相応しい出力を誇り、それを応用した固定武装ともなっている。
機体名である「コロナ」は、武装として使用する際、ハイロウの周囲にプラズマが放射されることに由来する。
機体自体はMX−0 サイファーの正当な発展形であり、斥力制御のために高度な処理能力を付与されている。
これは機体の命中の高さに反映され、機体制御の機敏さから回避性能は極めて高い。これには、機体の小ささも一役買っている。
攻撃能力で見劣りすることは事実であるが、傑出した機動性と高い防御性能を持つ本機は間違いなく最上位機種の一角である。
AU-KV対応。簡易ブースト使用可能。宇宙、空、陸に対応。
>>マニアック解説
・機体特殊能力
○エミオンスラスター「プロミネンス」
略称はEmion Thruster Prominenceの頭文字から「ETP」。
円形スラスター・ハイロウの特性により、機体の機動を細かく制御することが可能になっている。
無改造状態において練力を30消費することで、1ターンの間、命中と回避に+80の修正を与える。
○ディメンジョン・コーティング
フィールド・コーティングの進化系。
ハイロウは加速器の媒介としてエミタを使用しており、そこからエミオンを発生させると同時に斥力場として展開する。
このエミオン生成法は、以前までのものとは根本的に異なっており、その出力は桁が違う。
圧倒的な出力と高度な制御技術によって、機体性能に比例して効果が上昇するという「次元の違う」防御を実現している。
無改造状態において、練力を80消費することで、1ターンの間、防御と抵抗に30%の修正を与える。