●解説
・特徴
「必要な時、必要な場所に、必要な数を投入できる対艦打撃力である」ことを至上命題とした宇宙戦闘艦。
その為、巡航速度、航続距離、生産性が重視された設計となっている。
KV母艦としての能力はなく、戦闘艦であると割り切りがはっきりしている。一応、間に合わせ程度にKV繋留装置が20機分ほど、KV用の艦載補給装置が4基ほど搭載されている。
・設計
宇宙船としての機能は月軌道までを航続距離にいれた大型輸送艦であるリギルケンタウルス級宇宙輸送艦の設計を流用している。
貨物スペースとされていた部分をまるごと兵装システムに換装し、装甲などが強化されたことでリギルケンタウルス級から比べると幾らか目減りしているものの、優れた航海性能を誇る巡洋艦としてまとまっている。
・兵装
対艦打撃力については、G5弾頭ミサイル、G光線ブラスター砲が搭載され、まとめて大型G兵器と呼称される。
大型G兵器はその破壊力もさることながら、加害範囲の大きさによって敵宇宙戦闘艦の回復能力を無効化することが可能である。これにより対艦戦闘においてはKVよりも効率よく戦うことが可能になっている。
その一方でLH防衛艦隊のG5弾頭飽和攻撃がたった1機のユダに通じなかった前例もあり、本星型ヘルメットワームなどの小型ながら強力な防御力を誇る敵に対しては有効打を与えづらいという性質を持つ。
対空火器としては8.8cm高分子レーザー砲が多数搭載されているものの、艦の規模に対して少なめであることは否めず、威力・命中率とも高性能なバグア側兵器を相手にするには心許ないものとなっている。護衛のKVやラインガーダーが戻るまでの時間稼ぎというところである。
この為、KVやラインガーダーによる護衛は必須であり、相互に補い合う関係となっている。
また、G5弾頭ミサイルを発射可能なMk.61VLSは一基につき4セル(4つの発射管)を持ち、12基あるので計48発のミサイルを搭載可能となっている。
G5弾頭の希少性から48発がすべてG5弾頭であることはなく、対空防御用のミサイルの搭載にあてるなどされる。
限定的ながらKVと同じ簡易ブーストが搭載されており、KVと戦場を同じくすることが可能になっている。これは姿勢制御や軌道制御に用いられるもので、さすがにKVのように攻撃をひらりと避けるまでには至らない。それでも機動力という点でKVに随伴できることの効果は高く、重宝されている。
なお、簡易ブーストの使用の為に各艦には1名以上の能力者がブリッジ要員として乗り込んでいる。これは艦長の場合もあれば、オペレーターである場合もある。
標準型のエクスカリバー級の他に、プラットフォームを共有する様々なタイプの艦が建造されている。
これは任務に応じた特殊用途の艦を適宜、少数の生産を行っているためである。
●名前が判明している艦
エクスカリバー(初出:アメリカ解放作戦・
カンパネラ防衛(宇宙))
ソード・オブ・ミカエル(初出:
【AS】宇宙機雷掃海任務)
アヴローラ(初出:
革命の灯火と共に)
※アヴローライラストは
コチラ。
ハルパー(初出:
【QA】聖夜に落ちた流星)
カドゥケウス(初出:
【QA】聖夜に落ちた流星)
ムラサメ(初出:
【叢雲】霞がかった航路 )
ジョワユーズ (初出:
【QA】作戦名イリオス 撃沈:
地球軌道上の境界線2 )
カリブルヌス (初出:
極限を越えたスポーツ? )
オニキリマル (初出:
【QA】破軍星【OMG】 )
サンディア・ピュルム(初出:
【崩月】残骸艦隊 )
五光石(初出:
【崩月】トウ蝉玉、弾く )
バルムンク(初出:
【崩月】2月の戦い )
バリサルダ(初出:
【決戦】境界線の再会)