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エクスカリバー級宇宙巡洋艦

命名法則 伝説の宝具
著名な武器・兵器類
ネームシップ エクスカリバー
艦載補給装置 4基
KV繋留装置 20機分
武装 35.6cmG光線ブラスター砲
三連装砲 8基
Mk.61VLS 12基
(G5弾頭に対応。
4セル)
8.8cm高分子レーザー砲 連装20基
アンチジャミング装置
小型連絡艇
主動力 G動力炉
主推進器 G動力型ロケットエンジン
全長 222m
全高 52.75m
全幅 52.75m
四面図
各部資料
エクスカリバー級開発史
イラストレーター Kuratch!
●解説
・特徴
 「必要な時、必要な場所に、必要な数を投入できる対艦打撃力である」ことを至上命題とした宇宙戦闘艦。
 その為、巡航速度、航続距離、生産性が重視された設計となっている。
 KV母艦としての能力はなく、戦闘艦であると割り切りがはっきりしている。一応、間に合わせ程度にKV繋留装置が20機分ほど、KV用の艦載補給装置が4基ほど搭載されている。

・設計
 宇宙船としての機能は月軌道までを航続距離にいれた大型輸送艦であるリギルケンタウルス級宇宙輸送艦の設計を流用している。
 貨物スペースとされていた部分をまるごと兵装システムに換装し、装甲などが強化されたことでリギルケンタウルス級から比べると幾らか目減りしているものの、優れた航海性能を誇る巡洋艦としてまとまっている。

・兵装
 対艦打撃力については、G5弾頭ミサイル、G光線ブラスター砲が搭載され、まとめて大型G兵器と呼称される。
 大型G兵器はその破壊力もさることながら、加害範囲の大きさによって敵宇宙戦闘艦の回復能力を無効化することが可能である。これにより対艦戦闘においてはKVよりも効率よく戦うことが可能になっている。
 その一方でLH防衛艦隊のG5弾頭飽和攻撃がたった1機のユダに通じなかった前例もあり、本星型ヘルメットワームなどの小型ながら強力な防御力を誇る敵に対しては有効打を与えづらいという性質を持つ。

 対空火器としては8.8cm高分子レーザー砲が多数搭載されているものの、艦の規模に対して少なめであることは否めず、威力・命中率とも高性能なバグア側兵器を相手にするには心許ないものとなっている。護衛のKVやラインガーダーが戻るまでの時間稼ぎというところである。
 この為、KVやラインガーダーによる護衛は必須であり、相互に補い合う関係となっている。
 また、G5弾頭ミサイルを発射可能なMk.61VLSは一基につき4セル(4つの発射管)を持ち、12基あるので計48発のミサイルを搭載可能となっている。
 G5弾頭の希少性から48発がすべてG5弾頭であることはなく、対空防御用のミサイルの搭載にあてるなどされる。


 限定的ながらKVと同じ簡易ブーストが搭載されており、KVと戦場を同じくすることが可能になっている。これは姿勢制御や軌道制御に用いられるもので、さすがにKVのように攻撃をひらりと避けるまでには至らない。それでも機動力という点でKVに随伴できることの効果は高く、重宝されている。
 なお、簡易ブーストの使用の為に各艦には1名以上の能力者がブリッジ要員として乗り込んでいる。これは艦長の場合もあれば、オペレーターである場合もある。

 標準型のエクスカリバー級の他に、プラットフォームを共有する様々なタイプの艦が建造されている。
 これは任務に応じた特殊用途の艦を適宜、少数の生産を行っているためである。

●名前が判明している艦
 エクスカリバー(初出:アメリカ解放作戦・カンパネラ防衛(宇宙)
 ソード・オブ・ミカエル(初出:【AS】宇宙機雷掃海任務
 アヴローラ(初出:革命の灯火と共に
  ※アヴローライラストはコチラ
 ハルパー(初出:【QA】聖夜に落ちた流星
 カドゥケウス(初出:【QA】聖夜に落ちた流星
 ムラサメ(初出:【叢雲】霞がかった航路
 ジョワユーズ (初出:【QA】作戦名イリオス  撃沈:地球軌道上の境界線2
 カリブルヌス (初出:極限を越えたスポーツ?
 オニキリマル (初出:【QA】破軍星【OMG】
 サンディア・ピュルム(初出:【崩月】残骸艦隊
 五光石(初出:【崩月】トウ蝉玉、弾く
 バルムンク(初出:【崩月】2月の戦い
 バリサルダ(初出:【決戦】境界線の再会


ユニヴァースセイバー級宇宙戦艦

ネームシップ ユニヴァースセイバー
艦載補給装置 20基
KV輸送格納庫 450機分
武装 主砲:
大口径G光線ブラスター砲
連装8基
副砲:
M3帯電粒子砲単装砲
24門(両舷に均等)
ミサイル発射装置:
艦首ミサイル発射筒8基(G5弾頭対応)
Mk.61G5弾頭対応VLS(8セル) 8基
対空砲:
8.8cm高分子レーザー砲
連装24基
対空機銃:
GAU-13 25oガトリング
3連装42基
広域対空放電装置
『システム・ペンタグラム』
(艦側面:装弾数1発)
ジャミング中和装置
(UK2と同等)
小型連絡艇
主動力 G動力炉
主推進器 G動力型ロケットエンジン
全長 700m
艦長 ハインリッヒ・ブラッド少将
イラストレーター ジャック・ハムスター

●解説
・特徴
 エクスカリバー級宇宙巡洋艦で培った建艦技術をベースに、ドローム社、メルス・メス社、未来科学研究所の共同で開発された宇宙戦艦。
 本艦は来るべきバグア本星での決戦を見据え、バグア本星への切り込み任務を想定して建造され、様々な特徴的な機構を備えている。
 その最大の特徴として、宇宙戦艦であるにも関わらず、上下の区別があることがあげられる。
 これはバグア本星への強襲不時着を目的としたものであり、あえて対空火器すら排した艦底にあたる部分は分厚い装甲で船殻を構成して非常に高い防御力を誇る。
 この頑強な艦底を利用して、バグア本星上の建造物を押しつぶしながら不時着するという乱暴極まりないコンセプトが強襲不時着である。

 艦内にはナイトフォーゲルの輸送用格納庫が存在し、最大で450機のKVを収容することが可能である。
 しかし、これはあくまでも輸送用の最大値であり、空母のようにKVを運用する能力は搭載機数に比べるとささやかである。移動時用の艦載補給装置は20基となっている。
 バグア本星に強襲不時着した後、450機のKVは順次発進させるとともに、搭載した物資を展開することで野戦基地を構築することができる。
 ユニヴァースセイバーの建造目的はバグア本星へKVを送り届け、その後に野戦基地となることである。

 外観はフランベルジュの波打つ刃のようであり、エンジンを底辺においた二等辺三角形をしている。
 宇宙専用の軍艦である為、大気圏内飛行を想定した翼などは装備されていない。

・対空兵装
 対空兵装については、副砲を含めた大小あまたの銃砲を装備しており、ハリネズミと呼べる重武装となっている。
 先にも記したように艦底には対空火器が存在しない為、KVによる護衛は必須となっている。しかし、艦底は非常に重防御となっている為、少々の攻撃では貫かれることはない。
 対空兵器の中でも特筆すべきは北米にて運用されていた対空放電装置『システム・ペンタグラム』改良版である。両舷に均等配置された10基の放電装置を同時に起動することにより、艦側面に広域放電を発生させることができる(周囲100m)。

・主砲
 主砲のG光線ブラスター連装砲はG5カーリットの装填量増加により従来のものよりも威力と射程(800m)が向上している。
 これが8基搭載されており、艦の中心線に4基、上部構造物の左右に2基ずつとなっている。
 この砲塔配置はエクスカリバー級よりも洗練されており(※)、艦前方から上方にかけて8基の主砲すべてを指向させることが可能であり、両舷に対しても6基を指向させることが可能となっている。
 艦底側に死角があるものの、他艦との連携や敵艦に囲まれる状況をつくらないことで回避可能となっている。

(※エクスカリバー級は8基すべてを指向できるのは正面方向だけであり、その他の方向では5基が最大となっている。ただし、G光線ブラスター砲の射程の短さを考えると必ずしも非実用的とは言い難い)


改リギルケンタウルス級改造宇宙巡洋艦

●解説
 元々は月軌道までを安定的に航海し、補給線を確立することを目的としたリギルケンタウルス級宇宙輸送艦である。大型輸送艦に分類されるものとなっている。
 しかし、初期の宇宙戦闘の戦訓から大型G兵器を運用できる宇宙戦闘艦の必要性が認識され、急遽巡洋艦に改造されたのが改リギルケンタウルス級改造巡洋艦である。
 貨物スペースにG動力炉を搭載し、G5弾頭ミサイルの運用が可能になっている。

 エクスカリバー級宇宙巡洋艦への繋ぎ、習作としての側面が強いが、アメリカ解放作戦におけるギガワーム攻略戦、カンパネラ防衛戦において実戦に参加している。

 ネームシップの「リギルケンタウルス」は、地球からもっとも近い恒星であり、いつか星の海への航海が出来るようにという願いが込められている。
 リギルケンタウルス級には恒星の名前をつけるものとなっている。


・名前が判明している艦
 リギルケンタウルス
 アルタイル(アメリカ解放作戦・ギガワーム攻略戦において喪失)
 ベガ
 アルデバラン(アメリカ解放作戦・カンパネラ防衛戦において喪失)
 カノープス(アメリカ解放作戦・ク・ホリン防衛において喪失)



リギルケンタウルス級宇宙大型輸送艦

●解説
 月軌道までを安定的に航海し、補給線を確保することを目的とした大型宇宙輸送艦。
 長大な航続距離に加えて、快速性が重視されている。
 エクスカリバー級宇宙巡洋艦の元となった船であるだけに、大きさなどについては近似値を取るが、武装はわずかに対空機銃を装備しているに留まる。
 すでに就航している艦も存在し、先行する艦の運用データは遂次反映されて、後発の建造艦について艦内設備の改良と更新が図られている。
 大きく分類して、輸送艦型と補給艦型が存在する。

 輸送艦型は拠点間の物資輸送を前提とし、貨物積載量を最大にしたものとなっている。
 補給艦型は準戦闘宙域における他の艦艇やKVへの補給を優先したものである。艦載補給装置や西王母の弾薬補給装置に準じる装備を持ち、比較的短時間での補給作業が可能となっており、戦場近くまで戦闘艦に随伴するものである。その分、積載量は少なめとなっている。

 この他にも独自の改良が施された艦が存在する。

 ネームシップの「リギルケンタウルス(※)」は、地球からもっとも近い恒星であり、いつか星の海への航海が出来るようにという願いが込められている。
 リギルケンタウルス級には恒星の名前をつけるものとなっている。

(※ただし、リギルケンタウルスは改造巡洋艦に改造されてしまっている)

・名前が判明している艦
 ベネトナシュ‥‥補給艦型(初出:暗中模索
 ラス・アルハゲ‥‥医療艦に改造(初出:【福音】救護船団【QA】
 エルナト‥‥輸送艦型(初出:【叢雲】霞がかった航路
 アルキオネ‥‥部隊母艦として運用(初出:【OMG】天翔る乙女