ここ最近の世界情勢をまとめているわ。
 言うなれば、ここ最近の「あらすじ」ってところかしら?
宇宙勢力圏図

□人類勢力圏 バグア勢力圏 競合地域 
2012/6月〜戦後
●宇宙での展開

 月面会戦でのズゥ・ゲバウの戦死にも、本星のディエア・ブライトンは動じていなかった。
 南米にて人類にも明らかになった『死者の再生』を切り札に、自分一人であっても人類を打倒しうると豪語するブライトン。
 しかし、エアマーニェの1を始めとするその他の幹部たちは冷ややかな視線を送っていた。

 月での戦いで大きな損害を被ったバグア本星艦隊に対し、UPC中央艦隊は更なる攻撃作戦を立てる。
 目標は、中軌道に進出してきた本星艦隊の本拠要塞。中央艦隊は傭兵の助力を得てこの攻撃任務を成功させる。
 作戦の中で、バグアの虜囚となっていた異星人クリューニスを解放。バーデュミナス人に続く第二の異星人だ。
 バグア第一艦隊も本拠を喪失。旗艦は辛うじて逃げ延びたようだが、その戦力の多くを喪失した。

 一方、アポロンの残党を糾合した佐渡京太郎は、配下の黒騎士団をもって蠢動を始める。
 アレスに残るゥイーヴスは死に場所を求めるように戦いを開始した。
 一方で、ブライトンの作りだした再生バグアが、この時期を境に戦場に現れはじめる。

 ある者は存命のバグアと組み、またある者は単独で立ちはだかった彼らは生前の実力には及ばなかったが、手ごわくはあった。
 本星周辺への再生バグアの展開を確認したUPCは、正式に本星攻略を発令する。
 人類側の宇宙戦力も消耗していたが、ブライトンの『死者の再生』が不完全な物である間に、決戦を急がねばならない。
 UPCはこの作戦に対して、新造艦ユニヴァースセイバー、および航宙可能となったユニヴァースナイト参番艦の他、ヴァルキリー級複数を含む、稼働宇宙戦力をすべて投入した。

 後のない布陣を見たブライトンは、本星を地球へ向けて移動させる。人類の唯一の拠点である地球を破壊すればバグアの勝利は揺るがないという判断だった。
 しかし、これはその他のバグア幹部の反発を招き、ブライトンから距離を置いていたエアマーニェの1は、人類に対して内密に交渉を掲示した。
 通信を受けたヴェレッタ・オリム中将は、ブライトンを討つ為に本星の『裏口』を彼女に開かせる事を画策する。

 作戦当初、人類は再生バグアの群れを相手に優勢に戦闘を進め、佐渡京太郎の拠る封鎖衛星アポロンを撃破。
 突出したユニヴァースセイバーは単独で本星上に橋頭保を築きあげることに成功した。
 しかし、ブライトン直属の強化人間であった佐渡京太郎、ジャック・レイモンドの両名は辛くも本星へ帰還。
 佐渡京太郎がディエア・ブライトンに代わって『本星最強のバグア』の新たなヨリシロとなる。
 この事はバグア内部の権力構造の変化を伴い、人類側に和平を持ちかけていたエアマーニェの1は実権を失った。
 彼女のもとから離反したエアマーニェの2は、決戦を求めて佐渡京太郎に同調する。

 意気軒昂な『佐渡京太郎』に対し、エアマーニェの1という内通者を失ったUPCは、作戦を正面からの攻略に切り替える。
 ユニヴァースセイバーの自沈で本星の外殻に穴をあけ、内部へ侵攻した少数の部隊にて佐渡京太郎を討つ作戦だ。
 一方で、逼塞したエアマーニェの1に人類は再度の接触を取り、佐渡京太郎亡き後の和平への道筋を模索する。
 この時点で、人類には佐渡以外のバグアを含めた殲滅戦を行うだけの余力はなかった。

 本星に突入した部隊は佐渡京太郎を討ち、本星の制御惑星をも破壊に成功する。
 接触によりエアマーニェの1の説得にも成功し、彼女に同調した本星幹部達は地球から去った。
 本星崩壊により生じた破片の多くはバグアが回収した。とはいえ、地球へ向かって落下したものも多くある。
 緊急を要する破片の迎撃は多数の傭兵の協力を得て成功したが、地球周辺に無数に漂う残骸の処理には長い時間が必要となるだろう。

2011/7月〜戦後
●地上での展開

 月面会戦での勝利でひとまずの猶予を得た人類は、来るべき決戦を前に地上での反抗作戦を開始する。
地上に残る有力なバグアは数を減じていたが、日本には北海道のリリアン・ドースンと四国のミスターSがいた。
北米にはシェアト、南米には『K』、中米にはエミタ・スチムソンが健在である。
また、有力な指揮官は不在といえど、バグアの一大拠点である豪州も放置はできない状況だった。


 UPCアジア軍の攻勢に対して、オーストラリアのバグアは宇宙へ後退。残る強化人間は滅びを念頭にした焦土作戦を展開する。
アフリカ同様、長期にわたるバグア支配の歪みを目の当たりにしつつも、人類は前進を続け、豪州もまた人類の手に戻った。
 この時期から状況は、世界中でバグアに不利に動きつつある。ゾディアック双子座の片割れ、ユカ・ユーティライネンが逝き、北海道のリリアン・ドースンも追い詰められつつあった。『K』こと再生バグアのシェイク・カーンも南米の地を死守して果てる。

 人類の次の目標がメトロポリタンXの奪還と睨んだエミタ・スチムソンは中米から北米へ移動。最後のゾディアック、アスレードを同地に召喚した。
 ブライトンの不完全な『死者の蘇生』を完成に近づける為の、時間稼ぎという意図は明らかだった。
UPC北中央軍は北部より攻撃を開始。呼応するように、アフリカ沖のラストホープがゆっくりと西進を開始する。
各個撃破を図ろうとエミタが出撃した直後、人類側がまず大きく動きを見せた。
 改装により飛行可能となっていたユニヴァースナイト参番艦が東方からメトロポリタンXへ単独での強襲を仕掛けたのだ。
しかし、護衛艦隊の中軸である同艦が移動する事は、ラストホープが手薄になることを意味した。アフリカのピエトロ・バリウスはこの隙を逃さず、超大型ギガワーム『ジョーカー』を起動。ラストホープに向って飛び立つ。

 メトロポリタンXの攻略と宿敵エミタ・スチムソンの打倒、そしてラストホープの防衛。
3つの目標を同時に要求された激戦は、人類側が勝利した。地球攻略の次席であったエミタ、そしてゾディアックリーダーのアスレードを失った北米バグアは瓦解する。ギガワーム『ジョーカー』はピエトロ・バリウスごと海中に没した。
 ほぼ時期を同じくして北海道のリリアン・ドースンは湖に沈み、四国のミスターSは機体から生身へ転じて抵抗を続けようとするも脱出に失敗、討ち取られる。残る配下も、もはや大勢を覆すほどの力は無い。

 20年ぶりに、地球は人類の手に戻ったのだ。

2012/4月〜2012/5月
●宇宙での展開

ラムズデン・ブレナー博士を連れ去ったバグア幹部エアマーニェとの戦いは、人類の勝利に終わる。
しかし、既に死の床にあったブレナーはカルサイトことエアマーニェの4へとゆだねられた。
ブレナーを得たカルサイトは、傭兵の助言に従いルクソールのアメン=ラーを訪れる。

また、バグア本星艦隊の前線拠点を攻略したUPC中央艦隊は異星人「バーデュミナス人」の多くの保護に成功。
彼らの協力の下で、人類側技術にも幾ばくかの進展が起きた。新鋭機「フィーニクス」がその最たるものだ。
そして、本星艦隊の情報も明らかになった。
破ったのは第三艦隊と呼ばれる前衛部隊で、まだそれ以上の規模の艦隊が2つ控えているという。

月の拠点化を目指して展開していたUPCは各所で勝利を収めていた。
ラグランジュポイント「L4」を守備していたゼオン・ジハイドのシバリメは叢雲調査艦隊により破られる。
月面に巨大クレーター「アンナプルナ」を発見した太原衛星発射センターの学者達は、月面基地計画を決行。
西王母の内部機構を取り出してハッチに組み込み埋設した「KVハッチ」など急造ながら防衛機構も設置される。
「崑崙」と名づけられた月面基地への数次に渡る初期移動は成功裏に終わり、小規模拠点として地盤を強固にした。
しかし、月面の裏にあたるラグランジュポイント「L2」を目指した艦隊は謎の失踪を遂げる。


【崩月】月面会戦

4〜6月に掛けて実施された【崩月】大規模作戦はL2艦隊の壊滅の状況調査から始まった。
大規模な艦隊を連絡の間も与えずに蹂躙した敵の名として浮かぶのは「ユダ」。
L2艦隊の残した情報の回収・調査で得られた情報もそれを裏付ける。
月面裏には予想外の脅威も存在した。同心円状に配置された大型推進装置と、その中心点に位置した拠点。
月を慣性制御し、地球に向けてぶつけようとしているというのが未来科学研究所の分析結果だった。
それを受け、UPCは大規模作戦【崩月】を発令。月の解放と新たなユダの撃滅を図る。

バグアも手をこまねいてはいなかった。
月と地球の間を繋ぐ位置へと移動する宇宙要塞カンパネラを、超大型封鎖衛星ゼウスが追撃。
それから分かれたヘスティア、アフロディーテが、ラストホープから宇宙を目指したユニヴァースナイトを迎撃する。
更に、新手の本星第二艦隊による攻撃も発生。崑崙本体への攻撃も激しい物となった。
しかし、ここで状況の転機が訪れる。姿を消していたカルサイトが封鎖衛星アフロディーテを破壊したのだ。
この奇妙な援護を受けた人類は残る敵辛くも撃退、ゼウスの守備を担うゼオン・ジハイドのアルザークを敗死させる。
ユニヴァースナイトは輸送していた小型マスドライバーを崑崙へ設置、叢雲艦隊と合流し月の裏を目指した。



依頼による奇襲作戦の結果、この時点で月面裏の推進装置は半数近くが破壊されている。
カルサイトは月にいたバグア幹部ズゥ・ゲバウを訪れ、地球に対する意見の相違から幹部同士の決闘を行った。
彼女と同行していたアメン・ラーはその座標を人類へと告げ、宇宙に散る。
バグア側は残る戦力の多くを集めて、人類の進攻を押しとどめようとした。
しかし、封鎖衛星アポロンを指揮していたウォン、ドレアドル両者の隔意がこの時点で決定的な亀裂を生む。
戦線を離脱しようとしたウォンを裏切り行為と弾劾したドレアドルはそれを単独で追撃、撃破した。
しかし、その直後に人類の猛追を受け戦死。指揮官を失ったアポロンは総崩れとなる。
その時点で介入してきたのは、封鎖衛星ヘルメスにいた佐渡京太郎だった。
彼は、封鎖衛星アポロンの奪還ではなく、その戦力取り込みを図っていたがその時点でその意図は明らかではない。

UPCはユダに乗ったズゥ・ゲバウの篭る敵拠点を破壊すべく、第二次祈念作戦を発令。
ユニヴァースナイトを失うも、大敵ゲバウに大きなダメージを与え、拠点の無力化に成功した。
ズゥ・ゲバウは本星へ応援を要請したが、ブライトンとエアマーニェはそれを黙殺。
覚悟を決めたゲバウは決戦の場に挑み、討たれる。
また、長きに渡り交戦を続けていた本星第二艦隊とUPC主力艦隊の決戦は、人類側の勝利に終わった。
敵の指揮官にヨリシロとされていたL2艦隊司令のラベル大佐も戦死。月周辺のバグア戦力はその多くを失い、後退する。

――人類は、月を奪還した。
2011/4月〜2012/6月
●地上での展開

インド攻略の余勢を駆って、UPCアジア軍はオーストラリアへ攻め寄せる。
人類の攻勢に脅威を感じたのか、アジア方面の総指揮官ジャッキー・ウォンは防戦を放棄し、撤退を指示。
その指示により配下からの人望を損ないつつも、多くのバグアを宇宙へ移動させる事に成功する。
しかし、その全てが指示に従ったわけではない。オーストラリア東部は実験派残党バグアが支配していた。
彼らはUPCの進軍に抵抗しつつ、指揮官、楓門院静紀の元で「シェルター計画」と呼ばれる計画を進めている。
それは「より良いヨリシロを産み出す計画」であり、まさに人間牧場の様相を呈していた。
UPC軍は強化人間となった多くの住民と対峙しながら、敵拠点の攻略が進行している。

また、この動きは他の太平洋地域のバグアにも影響を与えていた。
関東地方に存在したバグア残党は群馬、千葉にて敗北し、日本列島の趨勢は人類側へと傾く。
ながらくバグアの支配地域だった沖縄への攻撃作戦も、人類の勝利に終わった。
戦力の一部は四国へと撤退したが、ゼオン・ジハイドの風祭鈴音を撃破する事に成功する。

北米における勝利のあと、エアマーニェの来訪で中断していた南北アメリカの解放作戦も再開された。
もはや敵の指揮官の多くは戦死し、人類の攻勢を阻む者は少ない。そう考えていた矢先に、衝撃が走る。
南米に現れた新たな指揮官『K』は人類の戦術を知悉していた。
あらゆる可能性が調査される。新たに身柄を奪われた高級指揮官ではない。他方面からの移動でもない。
そして残されたのは恐るべき結論だった。死んだはずの、シェイク・カーンがその正体だというのだ。
声紋調査ではその可能性は高い、とでていた。UPC南中央軍は悲願の南米解放とともにその謎に挑む。



奇妙な停戦が破られて後、アフリカのUPCはじわじわとアフリカを奪還しつつあった。
昨年にピエトロ・バリウス直下の高級指揮官の半数を失ったバグアアフリカ軍にそれを食い止める術はない。
そして、もう一つの奇妙な停戦にも転機が訪れていた。
宇宙から降りたカルサイトと対話したアメン・ラーが、その傘下に入りバグアの主流派へ対抗の意思を示したのだ。
愛する都市ルクソールの保全を一部の傭兵との信頼関係に託した彼は、カルサイトに随伴して宇宙へ赴く。
2011/秋〜2012/3月
●宇宙での展開

昨年秋の大規模作戦において、ビル・ストリングスのギガワームを討つべく、宇宙要塞カンパネラは軌道へ上がった。
その緒戦で、長らく地球上を封鎖してきた12基の大型封鎖衛星の1つアルテミスを撃破。
その後の戦いにおいて人類は、ヘラ、アテナ、デメテルと4基の衛星の破壊に成功している。
強力な再生能力を持つバグア衛星、および巡洋艦に対抗すべく、人類側の宇宙艦艇も続々就航している状況だ。




秋以降の宇宙における大きな転機は、3つ。

【QA】バグア幹部エアマーニェの登場
1つはブライトン退却後、空位と思われていたバグアの地球侵略指揮官を名乗る敵が現れた事だ。
エアマーニェと名乗る4体1組のバグアは、北米オタワ基地へユダで乗りつけ自身の一人を送り込むという挙に出る。
彼女(達)は、ユダの単体戦力を背景に人類に対して「交渉」を行う事を強要した。
人類が人身御供を差し出す代償としての停戦に言及するエアマーニェと、オリムは違和感に苛まれつつ折衝を重ねる。
一方、人類の英知であるラムズデン・ブレナー博士は軌道上に隠れたエアマーニェのユダの位置を特定、独自の接触を開始した。
興味本位のそれはエアマーニェの興味を引く。
交渉は暗礁に乗り上げ、エアマーニェからは保留が提案された。
ユダ、ならびに彼女の戦力は期限付きで停戦するが、代償として人類は一人の人間を差し出せ、というものだ。
指名されたのはラムズデン・ブレナー博士。
従容として運命に身をゆだねようとする老博士だったが、オリムはその奪還を宣言する。
エアマーニェとブレナー博士が移送された衛星ポセイドンへ、人類は猛攻を開始した。




【福音】第3、第4の宇宙人が登場! バグアの虜囚を解き放てるか?
2つ目の動きは、有る意味では更に大きな転機となりうるものだ。
ほぼ時を同じくして、封鎖衛星ヘラの撃破を完了した中央艦隊は、陽動も兼ねて封鎖衛星アテナの攻略へ移っていた。
その途上で、中央艦隊は奇妙な客人を得る事となる。真紅の敵機体「フィーニクス」のパイロットだ。
「フィーニクス」は謎のバグア艦隊と共に少数が目撃されていたが、その投降は奇貨だった。
テレパシー的な思念を使う別種の異星人「クリューニス」の助力により、機体の自爆装置の位置を特定。
切除を行えたのは幸運の賜物といってよいだろう。

「バーデュミナス人」の外見は明らかに異星人であったが、バグア特有のフォースフィールドを持ってはいなかった。
人類、バグア以外の第3、第4の異星人の存在は、この戦いをどう導くのだろうか。
中央艦隊は「バーデュミナス人」が囚われている本星艦隊の拠点へ攻撃を行う事を決定した。
あくまでも主目標は敵拠点への陽動。だが、二次目標として「バーデュミナス人」の奪還を掲げて。




【OMG】月面をめぐる戦い! 宇宙拠点を確保せよ!
最後の1つは、月方面の動きだ。
バグアの戦力が少ないと思われた月面を目指し、アジア艦隊と欧州艦隊がそれぞれ行動を開始していた。
宇宙要塞カンパネラ以外の拠点の必要性を把握していたアジア軍は、太源のマスドライバーの実用化を急ぐ。
未知の開拓には、物資の量が物を言うと知るがゆえだ。
他方、封鎖衛星デメテルの邀撃を退けた欧州艦隊は月の手前のラグランジュポイント「L4」に奇妙な雲を発見する。
古くに存在を予言され、そして近代に否定された「コーデュレフスキー雲」という耳慣れぬ用語が、それに当てはめられた。
明らかに自然の存在ではない。幸いにして、宇宙は広大で月へ向かうにはそれを迂回すれば良いのだが――。
危険を秘めている可能性の高い「コーデュレフスキー雲」を、調査せぬわけにはいかない。
ムラサメを旗艦とする欧州艦隊はその調査へ向かい、アジアの艦隊は月を目指す。

UPCアジア宇宙軍は周辺地域偵察で月面に巨大クレーター「アンナプルナ」を発見した。
このクレーターに着目した太原衛星発射センターの学者達は、企業からのバックアップを受けて月面基地計画を決行。

月面に向けての物資運搬を開始する。
バグアの妨害を受けながらも、徐々に完成へと近づいていく月面基地は『崑崙』と名付けられた。
西王母の内部機構を流用した高速補給装置「KVハッチ」の設置で、崑崙は軍事拠点としての可能性も示している。

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2011/秋〜2012/3月
●地上での展開

リリア・ベルナールに続きシェアトを失った北米バグア軍は後退に転じ、メキシコのエミタ・スチムソンは静観を続けている。
この好機に北米軍が大きな動きに出られなかった理由は、オタワへの招かれざる客人による物が大きい。
とはいえ、長く続いた戦闘において受けた消耗も大きく、人類側も容易には動けない事情があった。
バグア側からの停戦破棄によって再び交戦が開始されたアフリカ戦線においても、じわじわと人類は押している。
しかし、圧倒するには戦力が足りず、膠着の様子を見せていた。

大きく動いたのは、ユーラシア中部のインド、デリーにおいてである。
デリーの解放を掲げたUPCと、阻止しようとするバグア軍の戦いは数ヶ月に及んだ。
最終的に、インドのバグアは指揮官ナラシンハを地上戦艦ドゥルガーと共に失い、足がかりを失いオセアニアへ撤退する。

連動シナリオ【DD】 <<インド方面の動きをチェック!


ユーラシアの情勢が大きく動く前後から、その東端にあたる日本でもいくつかの動きが見え始めた。
北端たる北海道と南端の沖縄に対する奪還作戦の開始はその象徴的なものだろう。
また、関東地方でも人類の勢力の前にバグアは撤退、あるいは敗死をよぎなくされつつある。




一方、戦線から離れた事で「平和」を享受し始めた土地へ宇宙からユダ増殖体やキメラプラントを打ち込まれた事例もあった。
それらは鎮圧されてはいるものの、頭上を奪還できない限り、地上での勝利がかりそめの物であることを忘れる事は出来ない。
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