・機体の特徴
KV競争において出遅れ気味であった英国王立兵器工廠が面子をかけて発売した高機動機体。
性能面ではドローム社の「F104」を大きく意識しており、同機を上回ることを目的に開発された。
拡張性は失われた代わりに性能面では当初の目標を達成したが、量産化の際に「対シェイド」と呼ぶほどの性能は確保できず、価格面も当初見込んでいたほど抑えることはできなかった
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・機体特殊能力
○ハイマニューバ
英国王立兵器工廠が開発した回避補助装置。
擬似ブーストを発動させることで、瞬間的に回避行動を行なうことができる。
練力を40消費することで1ターンの間命中力と回避力に+20の修正を受けることができる。
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・機体の特徴
英国兵器工廠が開発した四足歩行型KV。
期せずして同時期登場となった銀河重工製作KV『阿修羅』とよく比較されるが、
阿修羅が肉食動物的な、瞬発力ある攻撃型を意識したに対して、当機はあくまでも高級機として安定性を重視し、命中力、機動性、生存性の高さを実現した。特にプチロフ社のIRSTシステムが導入により命中率は他機との比較で頭ひとつ抜けており、燃料タンクの大きさからも、長時間安定した戦果を残せる機体として、パイロットの評価も高い。
AU-KVに対応している。
・機体特殊能力
○マイクロブースト
小型ブースト機能を使用し、機動性を飛躍的に高める機能。
練力を40消費することによって、1ターンの間移動+3.回避・命中に+30の修正を受ける。
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・機体の特徴
ロイヤル・アーセナル ナイチンゲールMk-4Dロビン。
英国工廠が開発した、ナイチンゲールの駆逐戦型。末尾の「D」は駆逐を意味する「Destroyer(デストロイヤー)」から。
高い性能を獲得しながら価格や拡張性に問題点の目立ったナイチンゲールを駆逐戦仕様としてリファイン。
傭兵の提案によって再設計が決定された同機は、傭兵の提案を大幅に採り入れている。まず、物理攻撃性能を大幅にカットして主な攻撃手段を知覚攻撃に絞ると同時に、エンジンをより大型なスターリング製ワイバーンモデルへ換装。生じた余剰出力を積載量と加速性の改善に投入した。
一方、生産面では、ベース機であるナイチンゲールは無論の事、ワイバーン等とも一部パーツを共有しており、機体各部の大半は既存の生産ラインを転用可能。こうした徹底的な合理化により、過去の同価格帯の機体に比べて非常に高い性能を有している。
AU-KVにも対応している。
・機体特殊能力
○マイクロブースター(Ver.Robin)
ワイバーンにも搭載されている小型ブースター。ロビン搭載用に調整されたマイナーチェンジモデルで、比較的素直な機動を描く。
練力30を消費、1ターンの間移動+2、回避と命中に+30の修正を受ける。
○アリスシステム
傭兵の提案を基に英国工廠が開発した試作型の練力制御システム。
搭載されたAIがパイロットのエミタと連動し、練力の出力先を切り替え、機体特性を変化させる。出力切り替えである為、練力を消費しない。システム名には提案者の名前が使われている。
3ターンの間「回避・命中+30」と「知覚-100」の修正を同時に受ける。一度起動すると規定ターン以内は解除できない。
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・機体の特徴
英国王立兵器工廠が開発した大型水中用KV。AU−KV対応。
基礎設計前の初期段階より傭兵の参加を認めて開発されたKVであるが、途中、ビーストソウルや次世代KVの配備が開始された事もあって、要求性能は上昇の一途を辿る。当然の事ながら計画は難航し、湯水の如く予算を消費しながら完成の目処が立たぬ本機をして、一時期は『典型的な兵器開発の失敗例』といった陰口まで叩かれる始末であった。
それを完成させたところに王立海軍<ロイヤル・ネイビー>の伊達と矜持がある。
リヴァイアサンには『能動装甲』が導入されている。この概念は、機体全体に重装甲を施す従来的な装甲化を諦め、装甲を一部に集中させて装甲厚を徹底的に差別化。機体本体側の可動肢によって装甲を補う。
これにより要求された高火力と重装甲、ハイドロジェット/ホバークラフトによる高い機動性等を両立させているが、その一方、リヴァイアサンの性能を活かすには、大型のシールドを保持した上で、回避と防御を適切に判断できる熟練パイロットの搭乗が推奨されている。
ただ、強力なエンジンと推進器積載の必要性から、機体サイズは当初の予定を大幅に超過。稼動可能な生産ラインの制約から、生産コストは非常に高価になってしまった。
・機体特殊能力
○水中戦闘
人型・潜水形態を問わず、水深200mまでの活動を可能とする。また、人型・潜水形態が混在する水中戦に対応する為、変形に行動力を消費しない。
ただし、ハイドロジェットが膨大な練力を消費する為、潜行深度に関わらず、水中での活動中は消費練力が3から6に上昇する。
○エンヴィー・クロック
マイクロブースターの技術を応用した緊急反応システム。
エンジン出力を瞬間的に増大させ、機体の急制動を可能とする。
○システム・インヴィディア
大出力のエンジンを活かし、SESを最大稼動させる制御システム。
使用時には排出口より余剰練力である蒼い燐光が放出される。
練力を消費し、1ターンの間、攻撃力と知覚力に修正を与える。
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・機体の特徴
英国王立兵器工廠とクルメタル社が共同で開発した、大型陸戦強襲用KV。
女性型のシルエットと、ドレスのような装甲を纏った外見が特徴的な機体である。
本機のベースとなったのは英国王立工廠のリヴァイアサンの系譜を継ぐ万能大型KV「ダムドラック」であるが、技術的な問題から開発が頓挫しかかっていた。一方のクルメタル社ではパラディン系統の特殊能力『ワルキューレの騎行』を拡張させた機体の開発が進められていたが、新規設計の機体を開発する余裕がない為、プロジェクトが凍結される憂き目になっていた。
この状況に対して、それぞれの機体を完成させたいと願う開発者達の利害が一致し、共同開発が実現している。
『ワルキューレの騎行』を改良した『パンプチャリオッツ』はリヴァイアサン由来の大型エンジンと、ワイバーン・ロビンのマイクロブーストを応用したシステムで運用する事で、燃料消費の増大と引き換えに突撃の破壊力の増大に成功した。
展開時にエネルギーフィールドを発生させる機盾槍「ヴィヴィアン」を使用した対非物理攻撃防御システム「エネルギーパリング」や、物理・非物理に対応した特殊リアクティブアーマーを使用した「ツヴェルフウァロイテン」などの、突撃時及び突撃後の防御を考慮した新技術を搭載している事も特筆に上げられる。
・機体特殊能力
○ツヴェルフウァロイテン
「十二時の鐘」の名を冠した、アッシェンプッツェルが全身に纏った特殊リアクティブアーマーの運用システム。
攻撃を受けた瞬間に発動し、炸薬の炸裂と同時にスカート状のジェネレーターからエネルギーフィールドを発生させる事で、物理・非物理攻撃を防御する事が可能。
出撃中に二回、攻撃を受けた一瞬だけ防御・抵抗を上昇させる。未改造時で+150の修正となる。
○パンプチャリオッツ
ブースト機能をオーバーロードさせ、突進により相手を一気に貫く特殊兵装。
パラディンのワルキューレの騎行の欠点を改善するのでは無く、大型のエンジンを使用する事により、威力の増大を追及している。
無改造時で、練力100と行動値1を消費して、150m内の一直線上の敵に攻撃を+80した物理攻撃を行なう。この攻撃は突撃を止められるなどして移動を終了した場合、そこで終了する。
これは機盾槍「ヴィヴィアン」使用した時のみ発動出来る。
○エネルギーパリング
機盾槍「ヴィヴィアン」に取り付けられた特殊フィールドを使用し、敵の知覚兵器の威力を減衰させる防御機能。
ヴィヴィアンを使用して受けに成功した場合のみ、抵抗にも受防値を付加する事が出来る。