・機体の特徴
チリに本社を置くメルス・メス社が開発したKV。
同社がドロームから異端と呼ばれたディスタン研究員を引き受け開発にあたる。
最終的には幾度かのテストによりドロームの援助をも引き出し、同機は完成するに至った。
その後、メルス・メス社独自の技術蓄積によってバージョンアップが施された当機は、最大の特徴である高い機動性を損ねることなく、十分な最高速度を得ることが可能となった。
多数の精密部品が使用されている関係上メンテナンスの手間はかかるが、特殊能力の改良により、トップクラスの防御性能をも併せ持つ機体へと生まれ変わった。
同時にAU-KVに対応を行った。
・機体特殊能力
○イクシード・コーティング
アクセル・コーティングの改良型。出力系統と制御系統を調整したことで性能は向上したが、錬力消費は増大した。
錬力を消費することで、1ターンの間、防御と抵抗に修正を加える。
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・機体の特徴
メルス・メスが開発した水中用KV。
メルス・メス社のあるチリは太平洋に面しており、海を隔ててオーストラリアと相対するという脅威が存在していた。
そういった海の守りを他社のKVに任せることは好ましくないという考えの下、ドローム社のテンタクルスを土台として設計されたのが『アルバトロス』である。
装甲を薄くして機動性を高める一方で、機体構造そのものに耐圧性能を持たせることで深深度への潜航を可能にしている。
バージョンアップ処理が施され、性能が向上している。
AU-KVに対応している。
2010年11月に生産を終了したテンタクルスに替わり、ドローム社がライセンス生産を始めたことで供給が増えて、傭兵へのリース価格も大幅に下落した。
テンタクルスに代わる廉価水中用KVとして、今後の水中戦線を支えていく機体となると期待されている。
・機体特殊能力
○耐水圧構造
装甲は薄めであるものの、機体構造そのものに対水圧構造を組み込んだ設計がされている。
潜行形態(戦闘機形態に該当)時、水深200mまで潜行可能。水深75mを超えた段階で、機体の消費練力が3から5に増加する。
人型形態時も、水上・水中航行(低)があるかのように活動できる。
○強化変形機構
機体がスリムになったこと、比較的変形構造が簡易であったことから、変形機構の出力を強化し、よりスムーズな変形が可能になっている。変形に行動力を消費しない。
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・機体の特徴
メルス・メス社が開発したナイトフォーゲル。
多くの困難を乗り越えて完成したサイファーは、メルス・メス技術陣の意地の結晶であった。
一年以上の実戦投入で得られたデータを元にバージョンアップが行われ、継戦能力と装備力が底上げされている。
また、試作型であった斥力制御スラスターも現状での完成型へと換装された。
それに伴い、コックピットブロックとエンジンを中心に機体内部にも変更が加えられている。
当時の最新鋭機体はメルス・メス技術陣による熟成を経て、高次元でまとまった高級機としての地位を確かにしたのである。
AU-KVにも対応している。
・機体特殊能力
○フィールド・コーティング
メルス・メスが誇るコーティング技術に、エミオン素粒子の働きを加味することで誕生した新世代防御システム。
機体に特殊な素粒子を巡らせることで薄い斥力場を形成し、自機への攻撃をそらすことができる。一種のバリアーであり、人類版フォースフィールドともいえる趣があるが、実際の作動原理や効果は異なる。
強化前性能において、消費練力50で、1ターンの間防御と抵抗に+100の修正を得られる。
○斥力制御スラスター
(Repulsion Control Thruster:RCT)
斥力場を一時的に制御することで、圧倒的な機動性を実現する。
コックピットブロックの耐G装置を最新型に換装し、斥力場の出力と方向を最適化したことで、機体と搭乗者への負荷を大幅に軽減することに成功した。
とはいえ、使いどころを選ぶじゃじゃ馬な能力であることに変わりはない。
強化前性能において、消費練力は120。1ターンの間回避に+200の修正を与える。
使用時の負荷は軽減したが、それでも1回の出撃で2回までしか使用することができない。
>>マニアック解説
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・機体の特徴
メルス・メス社とドローム社とが共同開発した狙撃戦用KV。
固定武装のスナイパーライフルLPM-1と機体特殊能力による精密射撃を得意とする。
獣人型で、頭部上部の猫の耳のような二つの大型センサーが外見的特徴。
狙撃時に機体を安定させる為、尻部に尻尾状のアンカーが設置されている。
フレームをメルス・メス社、システム面をドローム社が担当。
機体特殊能力のリンクス・スナイプはKM-S2スピリットゴーストに搭載されているファルコン・スナイプのマイナーチェンジバージョン。
狙撃仕様の機体ではあるが素体には汎用系のフレームを用いているため、ある程度の機動性を確保しており、格闘戦にも対応が可能。
なお、形式番号の「DR」はドローム社、「M」はメルス・メス社を意味する。
バージョンアップ処理によりテールアンカーの形状変更が行われ、また、機体の兵装搭載量が向上している。
AU-KVにも対応している。
・機体特殊能力
○リンクス・スナイプ
機体の射撃制御と敵機の進路予測をAIで直接制御・解析することで、ロックオンまでの速度と精度を向上させている。
未改造状態で消費練力40で発動し、1ターンの間、攻撃+100、命中+100の修正を得られる。
○テールアンカー
機体尻部に設けられた尻尾状のアンカー。
空戦時には補助翼として使用出来るように空力を考慮し、若干形状が変更された。
▼テールアンカー・A
アンカーを展開、地面に突き刺し機体を固定して反動を抑え、命中精度を向上させる。
その性質から陸上でのみ使用が可能。
未改造の状態で命中+100の修正を受ける。
この能力を使用中は移動・回避が不可能となる。解除するには1行動力が必要。
▼テールアンカー・B
本能力(アンカー)は空戦時、補助翼として機能する。空中でのみ使用可能。
練力を10消費することで射撃に的確な形態を取り、1ターンの間、命中に+30の修正を受ける。
射撃武器にのみ適用され、その他の武器では使用出来ない。
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・機体の特徴
『MX−0 サイファー』の実戦投入で得られたデータを元に、メルス・メスが開発した南中央軍の次期主力KVのバージョンアップ型。
メルス・メス社にとって悲願であった完全自社開発の機体となっている。
小型の機体に高出力エンジンというコンセプトは継承しつつも、より攻撃的な性格の機体に仕上がっており、方向性としては『GF−V マテリアル』の後継機と呼ぶ方が近い。
機体の一部に人工筋肉を用い、アクティブスラスターは実戦データ収集による制御系の最適化、及び駆動部の再設計によってより柔軟な機動を実現するフレキシブル・スラスターへと換装された。
全般的に補給事情の芳しくない南米での運用を見据えており、過酷な最前線での継続使用にも耐える設計思想は、機体の信頼度や整備性を非常に高いものにしている。
メルス・メス製KV特有の生存性の高さは、今回も健在である。
AU-KVに対応している。
・機体特殊能力
○フレキシブル・スラスター
メルス・メス版推力偏向スラスター。
エンジンユニットを機体から独立させることで実現させた機構だが、強度の関係で駆動は上下角に制限されている。実戦データ収集による制御系の最適化、及び駆動部の再設計によってより柔軟な機動を実現した。ただし、練力消費も上昇している。
接合部の強度確保にはアクセル・コーティングが応用されているため、使用時には常に練力を消費してしまうが、機体の姿勢制御も向上するために機動力のみならず命中も向上する。
また、コーティングの出力系統をFCSにもバイパスすることで、一時的に攻撃力を底上げすることも可能となった。
A:無改造状態において練力を30消費することで、そのターンの間命中と回避に+50の修正を与え、更に方向転換に行動力を消費しなくなる。
B:無改造状態において練力を30消費することで、そのターンの間攻撃に+100の修正を与える。
○システム・テンペスタ
M−MG60専用の射撃システム。このシステムを使用せずともMG60は使用可能だが、使用することで本来の速射能力を最大限に発揮することができる。
無改造状態で行動力を3使用し、MG60の弾数を攻撃3回分を消費して発動する。敵1対象に1ターンの間、嵐の如く集中射撃を加える。この間、対象の敵機は回避が無改造状態で50低下する。