・機体の特徴
インドに本社を置くマルートスタン・インディア社(MSI)の開発機。
当機体の開発の主導はR−01の開発に携わったインペリューム社(2007年にドローム社に吸収)の社員が複数関わっている。
これまでのKVにない優美なデザインと、それを裏返す苛烈な攻撃力により、『ディアブロ』の二つ名で呼ばれることとなった。
ディアブロ以降のKVから技術をフィードバックし、主にビーストソウルからは装甲材技術、アヌビスからは運動制御系が用いられ、各部が強化されている。
・機体特殊能力
○パニッシュメント・フォース
武器へのエネルギー付与を一定時間に高める能力。機体の強化に伴い、やや威力は落ちたものの出力を持続させる事に成功した。
練力50を消費。使用したターン中、攻撃力及び知覚力に+100の修正を受ける。
![]() ![]() |
|
・機体の特徴
MSIが開発した新型水中兵器。
長い西海岸をアラブ・アフリカのバグア拠点に面したインドにとって、水中兵器の開発は急務であった。
安価で使い勝手のよいテンタクルス、素早いが量産のきかないKF-14に対抗してMSIが打ち出したのは高級志向である。
潜航可能深度を深くするために外見はガチガチの白兵型重装二脚タイプにせざるを得ず、その性質から空戦は早々に諦められ、陸・水共に高い性能を保つ水陸両用機へと開発がシフトした。
流体力学的な曲線を持つ耐水圧装甲により物理耐弾性に優れる他、巨体に反して運動性も悪くはない。
抵抗の強い水中でも格闘戦を行うべく、四肢の動力伝達系が一般のKVより強化された物で仕上げられており、最悪素手での攻撃も想定している。全体的に高い性能を実現したが一方で開発予算は高騰してしまい、十分な普及は行なえないでいる。
バージョンアップに際して各関節・動力伝達系を高耐久の製品に取り替え、頑強さを増している。
AU-KVにも対応している。
・機体特殊能力
○剛装アクチュエータ『インベイジョン』
各駆動部の強化型アクチュエータをフル稼働し、機体全体に行き渡るエネルギー量を上昇させる。
エネルギー流動量をあえて偏らせる事で、新たな強化幅を得た。
未改造時において、練力を70消費して、下記AとBのどちらか一方の効果(数値は未改造時)を発動。AとBの併用不可。
A.1ターンの間、攻撃・知覚・防御にそれぞれ(+80)修正を受ける。この効果は格闘武器を装備している時のみしか発動されない。
B.1ターンの間、防御・抵抗(+30)移動力(+3)にそれぞれ修正を受け、変形に行動力を消費しない。
○耐水圧装甲
潜行形態(戦闘機形態に該当)時、水深200mまで潜行可能。水深75mを超えた段階で、機体の消費練力が3から5に増加する。
人型形態時も、水上・水中航行(低)があるかのように活動できる。
![]() ![]() |
|
・機体の特徴
MSIが開発した獣人型KV。
航空機形態での戦闘力よりも人型による白兵戦を優先して設計された機体。主翼、ブースター周りもそれに伴って半ば独立化している。元々陸上専用の四脚型としていた物だが、急遽方針変換を経て白兵戦型へと生まれ変わった為、独特の鼻っ面と犬耳を持つ。
変形構造をシンプルにすべく、主要な推力を可動域の広い腰部ユニットに集中させている。元は陸上機であった本機を空陸両対応させる為の窮余の策でもあったが、その副産物はアヌビスの最たる特性とも言えるフレキシブル・モーションとして結実した。当初はパイロットの技量に依存する不安定さと潜在能力を併せ持つシステムであったが、立体的攻撃機動を事前にパターン化することでパイロットの技量に依らずに安定した性能を発揮するシステムになった。 強化されたラージフレア『幻魔炎』を搭載しており、近距離戦への対応を強めている。
改良に際し、フレキシブル・モーションをマニュアル化するか、パターン化を維持するかが大きな争点となっていたが、長きに渡るシミュレーションの蓄積により、全体の運動量管理と細かな推進分類とを連鎖的なアルゴリズムで繋ぐ事で、セミ・マニュアルとも言える挙動を実現。
非ホロノミック関数整理等の結果からすれば算出される威力値は同じだが、傭兵の癖が如実に反映される事となった。
AU-KVにも対応している。
・機体特殊能力
○ラージフレア『幻魔炎』
陽炎のような青い光を放つ滞空式ラージフレアを発射し、自機周囲の重力波を乱すことで人型時の格闘戦における優位性を確保する。
ラージフレアの射出動作を改善。高速展開が可能となった。
装弾数9、一回の使用に3発消費。リロード不可。人型時のみ使用可。発動に行動力を1消費。
現在位置のスクエア周辺に存在する全ての敵ユニットに「命中・回避に-30の修正」を与える。効果はターン終了まで。複数使用による重複はされない。
○フレキシブル・モーション『神天速』
可動域の広い腰部ブースターと四肢による制動管理により、人型時における立体的機動を実現した噴進運動アルゴリズム。使用には未改造時で練力30を消費する。
通常着陸同様に減速したうえで変形着陸を行うことで着陸に必要な距離を短縮できる。
人型時の格闘攻撃の命中判定前に使用することで、その攻撃に限り「攻撃・命中に+70の修正」(未改造時)を受ける。
![]() ![]() |
|
・機体の特徴
・機体の特徴
大艦巨砲主義の権化とも言える420mm大口径滑腔砲を固定兵装として搭載した主力戦車型ナイトフォーゲル。
飛行能力をオミットしている為、展開能力や汎用性に大きな弱点があるものの、その引き換えとして非常に高い攻撃力と防御力を獲得した。旋回砲塔や高性能の射撃管制装置による高い命中精度と圧倒的火力、重装甲を活かし、拠点防衛戦において高い能力を発揮する。
鈍重な印象で語られるゼカリアであるが、これは他のKVと比べた場合の相対的なものに過ぎず、通常型戦車では不可能な「市街地での対HW戦」をこなせる史上初の「能力者用戦車」となっている。これはエミタのAIシステムによって意図したタイミングで動力性能の最大値を引き出すようコントロールすることで、瞬間的な加速・減速が可能になっている為である。強烈すぎる加減速への肉体の耐性も含めて能力者だけが運用可能である。
バージョンアップにより新型対空砲弾の積載、ブーストによる急旋回能力を活かす練力の増加、アクセサリスロットの追加が行われている。
AU-KVに対応している。
・機体特殊能力
○徹甲散弾
ゼカリアの420mm大口径滑腔砲に装填可能な特殊砲弾です。
弾体から大量の子弾を高速で射出する砲弾です。装甲貫通力は対FF徹甲弾に劣るが、子弾が散らばるので命中率が高く、受け防御を無効化する。
420mm大口径滑腔砲のデータを基準に攻撃力:-160 命中:+300 射程:10 装弾数:4 リロード不可として判定する。
○対空榴弾
ゼカリアの420mm大口径滑腔砲に装填可能な特殊砲弾。
近接信管を搭載した対空攻撃属性を持つ砲弾。装弾数は2発でリロードは不可。1スクエア内の敵・味方を問わずダメージを与える。通常の防御判定は可能。
420mm大口径滑腔砲のデータを基準に判定し、未改造時で攻撃-160の修正を受ける。
![]() ![]() |
|
・機体の特徴
MSI社が開発した魔獣型KV。
基幹部分を初期型アヌビスのアーキテクトと共有し、長い期間推敲を重ねられていた晩成の機体。
四肢周りのブースターとモーション制動技術の発達により、水上を陸地のように走破する。
技術的な真新しさは無いが、比較的ソリッドな単位でのアクチュエーター制動系に重点を置き始めた、MSIの方向性の一つ。
生産コストが安価な事から、UK3内部のMSI生産エリアでも組み立てを行っている。艦載機として複数のバリエーションが存在する。
傭兵向きに提供されているA型には可動性の高い尾部フレキシブル・スラスターが搭載され、前線向きにチューンが施された。
高効率の新型ブースターに交換し、機動性と燃料効率が向上したA2タイプチューン。従来の物に比べ、ローパワーでの効率的な浮上が可能になっている。
AU−KV対応。また、水上での撃墜に備え、外殻式イジェクションポッドに救命ボートが搭載されている。
・機体特殊能力
○着水攻撃
ステップ・エアによる水上航行の状態から深度75mまでの敵を捕捉し、ごく短時間であるが機体各部を閉鎖して潜水が可能。
おおよそ水中の敵に1回の攻撃を仕掛ける程度の時間であり、安全の為に潜水・攻撃・浮上という基礎パターンは変更できない。ただし、パターンの範囲内で操作は反映されるので敵前で動きが硬直するような危険はない。
1ターンにつき、練力10を消費する。
○ステップ・エア
脚部スラスターを利用したホバー移動を行い、水上航行を可能とする。他、砂漠、沼沢、泥濘地等の悪条件の地表の影響を受けにくい。
空中では効果はないが、拡張効果であるA、Bを使用する条件として作動が必要となる。
発動ターン中、派生ステップ・エアを使用していない場合、この能力の消費練力は半減する。
さらに拡張機能として追加で練力40(未改造時)を消費して作動させる、2種類の機能が存在する。
A.1ターンの間、未改造状態で移動力+2。更に旋回に行動力を消費しない。
B.自身への1回の攻撃に対し、未改造状態で回避力+50の修正を受ける。このスキルを発動した際、隣接するスクエアに移動する事ができる。