|
シナリオ形態:大規模作戦 |
難易度: 特別 |
参加費: 無料 |
参加人数: 無制限 |
報酬: 210,000C(全作戦参加) ※活躍に応じてさらに支給
|
備考:連動シナリオも勲章の対象となります。
|
決行日時:
8月21日
報酬・勲章等の配布
|
|
|
|
 |
 |
■オープニング本文
●北米のNew Year
2010年1月、デトロイト。
「現在を持って、作戦名『War of Independence』を終了する」
デトロイトの司令部に響いたヴェレッタ・オリム(gz0162)中将の言葉は形式的なものに過ぎない。シェイド討滅を掲げた作戦の中核は半年も前に終了しており、今まで続いていたのはその影を引きずっていただけだ。その事は、人影の少ない司令部の光景が何より雄弁に示している。
「お疲れ様です。では、本艦は明朝をもって欧州へ帰還しましょう」
挨拶に訪れていたミハイル・ツォイコフ(gz0007)大佐の言葉も、形式だ。帰還自体は昨年の内に決まった事である。
「そうか。欧州軍のこれまでの協力に感謝する」
この数ヶ月、欧州が比較的平穏であったとはいえ、ユニバースナイトのネームシップの不在は大きい。帰還自体の要請は秋から届いていた。長く古巣を離れていた乗員達も喜ぶだろう、とツォイコフは言うが、喜ぶのは乗員だけではない筈だ。
「‥‥にしても、肩透かしだったな」
「しかし、現状としては最善手でした」
無骨な中年艦長を見送り、そう呟いたオリムへ、ハインリッヒ・ブラット(gz0100)准将が答える。デトロイトを拠点としたUPCは、その後バグアが放棄していたミルウォーキー、シカゴを相次いで確保した。確保といっても未だ二都市周辺のバグア勢力を全て駆逐したとは言えない状態だが、少なくとも前線は南下した形になる。しかし、予想に反してニューヨークとワシントンのギガワームに動きは無かった。ロス・アンジェルスへ向かっていたメトロポリタンXのギガワームが戻って後も、だ。結果として、第二次五大湖攻略戦は五大湖のラインを超えて南へと戦線を押し込み、膠着している。
「考えてみれば、小型とはいえギガワームはこれまでにも数隻落ちていたな。我々は自分の作った影に怯えていた、と言う事か」
ぎし、と椅子の背に身体を預けて、オリムは眼を閉じた。確かに、バグア侵攻後の北米での戦史はそのまま、あの巨艦の影に怯える歴史であったともいえる。だが、人類はこの数年で力をつけた。その多くは、能力者と呼ばれる異能者の活躍によるもので、それが故に軍首脳が気付くのが遅れたのだろう。
「‥‥ギガワームは、既に不可侵の敵ではない。時代は、変わったのでしょう」
ブラットが口にしたそれが、北米UPC首脳の半年に渡る対峙の結論だった。
第3フェイズOP全文はコチラ。
●今回の作戦における戦果一覧
・シェイド中破
これまで被害を抑え込み、何度も撃退してきた相手であるものの、ここまで明確にダメージを負わせて「逃亡」に追い込んだことは過去最高の戦果と言える。
あの戦況でシェイドを撃墜出来なかったのは、警告も出せずにユダに突破されたロスの正規軍に大きな責任があるだろう。
・ステアー撃破
ステアーを致命的な損傷を負わせたことが確認されている。
ステアーの撃破はこれが初めてであり、ユダと思われる機体がステアーを回収しているが、これはパイロットの救出の為であったものと推測される。
・ファームライド撃墜
ゾディアック「蠍座」エヴァ・ハイレシスのFRを撃墜した。エヴァ自身の逃走は許したものの、人類軍にとってシェイド・ステアーに準ずる脅威ともいうべきFRの3機目を撃墜したことは大きな戦果といえよう。
・ギガワーム撃退、ロサンゼルス防衛
ギガワームを撤退させ、ロサンゼルスをほぼ無傷で守り切ったことは、正規軍の比率が少なかった今回の作戦状況において、まさに傭兵の実力を示したものと言える。
・シェイドとユダの交代劇阻止
ブライトンが主張したほどの脅威ではなかったユダの存在。
本来であればもっと華々しい交代劇があって然るべきであろうに、味方を救出してすぐに戦場を離脱した様子は高性能さを垣間見させるものであったが、かつてのシェイドの再来という類のものではない。
ユダをこのような形で投入せざるをえなかったことは、それだけ傭兵がシェイドを追い詰めていたという証左である。
・サンディエゴの一時占領と撤退
十分な陽動としての役割を果たし、かつロサンゼルスへの圧力を低下させたという意味で、この作戦の果たした役割は非常に大きい。最終的に占領維持はかなわなかったものの、適切に撤退し、追撃を防げた意味は大きい。
作戦中にロサンゼルスへの直接攻撃があったなら、ステアー撃破についてもなし得たかは大きな疑問である。現在、サンディエゴにはキメラが徘徊しているものの、バグア軍本隊は撤退している。今後もこの街は競合地域として両軍の小競り合いが続くことになるだろう。
・サンタカタリナ島奪還・維持
第1フェイズでの奪還作戦では政治的な理由により重火器を封じられた中での奪還作戦と、その後の制海権維持を通してサンタカタリナ島、サンクレメンテ島を確保した意義は大きい。
この両島の確保によって、サンディエゴは人類よりの競合地域になっていると言える。
・巨大戦艦の人質奪還
人質の救出がスムーズに行われた。最終的に人質ごと戦艦撃沈という選択肢もありえたが、それをしないで済んだことは傭兵の迅速な作戦によるものである。
|
 |
ハインリッヒ・ブラット
イラストレーター : J.2
|
五大湖方面での戦闘も終了した。
WOIについて、ここに正式に状況を終了した。
|
|
|
|
|
 |
 |
|