アジア・オセアニアの情勢
 この地域の主要UPC軍は中国軍、インド軍、東南アジア諸国連合軍、極東ロシア軍と日本自衛隊です。
 バグア侵攻初戦でオセアニア方面が戦場になったことから、兵力を東方へ志向したため、本隊と見られる中東経由からの攻撃にはほとんど対処できず、これがきっかけで敗退することになってしまいました。

 2007年当時、中国の北部、三分の二が占領され、バグア軍の先鋒は朝鮮半島にまで達していました。
 オセアニア方面のバグア軍は規模不明のまま、東南アジア諸国軍と小競り合いをする程度で現在も大きな動きを見せていません。
 主戦闘地域の現在の前線ラインは、中国の上海、武漢、重慶の長江ラインとなっており、中国は重慶に遷都しましたが、北京は敵の包囲下でまだ抵抗を続けています。

 アジアに展開しているバグア軍は、中東経由の軍団とオセアニア経由の軍団の二つです。
 中東経由の勢力は、ルート上を占領地域化しつつ、現在、中国北部を拠点としています。極東ロシア方面軍の本拠地は中国西部の新疆ウイグル自治区方面と考えられています。オセアニア方面の敵軍団は、オーストラリアから動いていない状態です。
 中東地域からアフガニスタン、チベット、ロシア南部がバグア占領下にあります。

 兵力だけで見れば人類側中国軍と同インド軍は非常に大きい軍団となります。
 旧中国軍は地方ごとの軍閥化が進んでおり、兵力も細分化されています。競合地域には、バグア側へ走った軍閥もあります。
日本の情勢

UPC日本支部を巡る攻防戦! 



 日本列島は兵力的に小規模であったためか、当初の攻撃目標からそれていたため先進工業国としては被害が最小でした。しかし2007年までには、日本への本格攻勢が開始されています。
 日本のUPC軍は余裕のある工業力を背景に新型兵器をそろえ、少数新鋭の体制でバグア軍と衝突したのですが、絶対的に兵力が不足しており全土の防衛に手が足りない状態にあります。

 バグア軍は日本本土近くに有効な基地を持たず、長躯中国大陸から進入して来ています。最近占領した沖縄、九州、北海道などに基地を建設中ではありますが、まだ基地として有効なものにはなっていません。

 また、占領地域の人間をつかって、人類の維持する地域への潜入作戦も開始しているようです。

 沖縄、九州、北海道の軍事施設、都市、交通の要衝、工業施設など戦略的に価値が高い地域は占領地域となっており、利用価値の高い施設のある都市と人口10万人以上の都市は確実に占領されています。また本州でも、東京が敵軍最精鋭部隊により占領されてしまい、政府は臨時の首都を大阪に置いています。
 名古屋防衛戦時は激しい戦闘が行なわれたものの、ユニヴァースナイトの移動により戦いは一旦沈静化しました。
 2008年10月、アジア決戦(AW)に至り、バグア側が東京シェイドをインドに投入したことに端を発し、
 銀河重工は能力者と共に、八王子工場へ攻撃を仕掛け、数発のフレア弾を打ち込むことに成功した。
 シェイド搭乗者、エミタ・スチムソンはインドから東京に戻ることなく、
 バグア陸上要塞『ラインホールド』及びバークレーが在していたが、これもまた極東ロシアへ移動している。
 現在は日本に駐屯する各方面のバグア軍が相互に連携して東京の手薄さをカバーしている。

 2010年夏ごろより、戦力ダウンしていた東京にゼオン・ジハイドの14 ミスターSが降下し、同地域の戦力の立て直しを始めました。ミスターはそのまま統治者として東京に君臨する事になり、近隣の自衛隊基地をバグア軍基地に改変したり、新たな武器の開発に着手するなど、精力的に戦力の増強に努めました。
 2011年4月、これに対してUPC日本軍は東京解放作戦を発令します。その第一歩となる横浜基地占領作戦では、正規軍のみならずUPCを通じて傭兵へも依頼が出され、その尽力によって横浜基地は無事、UPC軍の配下に置かれる事になりました。
 引き続いて静岡、秋葉原、八王子、新宿副都心へと戦いは進み、ついにミスターSの逃亡を持って、東京解放作戦は人類側の勝利に終わりました。現在では戦闘の傷跡を消し去るべく、バグア軍の主要施設が解体され、復興が少しずつ進められています。
 しかしながら、東海地方でも不穏な動きが見られるとの情報もあり、まだまだ予断は許しません。

アラビア・中東地域

 2007年当時、アラビア半島を含む中東地域はバグアの占領下にあり、バグア軍が中東経由で東アジア、インド方面へと向かう回廊となっていました。
 2011年5月、UPC軍はアラビア半島奪還へ乗り出します。
 『魔の海峡』と恐れられたホムルズ海峡を通過したUPC軍は、海路からバーレーン及びザフラーンへ揚陸。事前に強行偵察によって掴んでいた情報からバグア拠点への強襲作戦を敢行しました。
 ――砂漠の月作戦。
 上陸地点から南下。前線基地アルカルジを経てアラビア半島リヤードに築かれた敵拠点『クウト』を陥落させました。一面砂漠と化したアラビア半島を進軍する UPC軍は、立ちはだかる敵を撃破。バグア幹部は取り逃がすものの、クウトは陥落。バグアはアラビア半島における支配力を一気に低下させました。
 さらに偵察の結果、アラビア半島南岸アデンでバグア基地の存在が判明しました。
 奇しくもアフリカ解放作戦の影響でアフリカからのバグアが流入。アデン基地へ集結しつつある状況でした。
 事態を重く見たUPC軍は早期に軍を派遣。空と陸から挟撃する形でアデン基地を襲撃したUPC軍は、大規模勢力となる前に敵基地を陥落しました。
 現在、アラビア半島のバグア勢力は一気に劣勢へと転じています。

インドの情勢

アジアの命運をうらなう大規模決戦! 



 
 2007年当時、数のうえでアジア有数の規模を誇るインドのUPC軍は、バグアの東進が中国沿岸部に及ぶ中で、バグア軍の南下をせき止めていました。
 2008年9月、イタリアから脱出したバグア軍が押し出される形でバグアと人類のとの大規模な衝突「アジア決戦」(AW)が起こります。
 戦いは熾烈を極め、UPC東アジア軍支部及び西アジア軍本部があったデリー周辺は焼け野原となりましたが、能力者をはじめとするUPC軍の抵抗を受け、本部内部まで侵入していたバグアも撤退にいたりました。
 デリー北部には未だバグアが常に牙を剥いている状況であり、今後はデリーを境界線とした戦いが予想されます。

東アジアの情勢

目指すは瀋陽! 壮絶な攻城戦が展開する! 


包囲され続けた都市! 北京を解放せよ!



 2007年当時、中国の北部、三分の二が占領され、バグア軍の先鋒は朝鮮半島にまで達していました。
 主戦闘地域の現在の前線ラインは、中国の上海、武漢、重慶の長江ラインとなっており、中国は重慶に遷都しましたが、北京は敵の包囲下でまだ抵抗を続けています。

 アジアに展開しているバグア軍は、中東経由の軍団とオセアニア経由の軍団の二つです。
 中東から経由してきた軍団は、ルート上を占領地域化しつつ、現在、中国北部を拠点としました。
 兵力だけで見れば人類側中国軍は非常に大きい軍団となります。
 しかし、旧中国軍は地方ごとの軍閥化が進んでおり、兵力も細分化されています。競合地域には、バグア側へ走った軍閥もあります。

 2009年12月。バグアは中国東北部の武装要塞都市・瀋陽を基点に、鹵獲した人類側の弾頭ミサイルを再利用した「雷光石」と呼称された新兵器を使用して極東ロシア地域の通商破壊を開始しました。
 極東ロシア地域はこれに先立って解放されており、その豊富な地下資源が採掘され、人類の戦力へと変わり始めていた時期でした。
 これに対してUPC東アジア軍は「己丑北伐」を発令し、遼東半島から中国東北部の解放を目指します。
 橋頭堡となった遼東半島の大連を解放したUPC軍は順調に北上を続けましたが、瀋陽を前にしてバグア軍の超長距離兵器「グレプカ」の攻撃を受けてしまいます。グレプカの発射地点は瀋陽からはるか数千キロを隔てた東南アジアのカメル共和国。
 UPC軍は苦渋の二正面作戦を決断し、北米からの帰路にあったユニヴァースナイト参番艦をカメルへと転進させます。
 激戦の末、二正面作戦を制したUPCは瀋陽の解放に成功しましたが、カメル方面は当座の危険であるグレプカの破壊に留まりました。
 アジアには未だウランバートルというバグア軍の重要拠点が戦力を温存して残っており、中国首都・北京の解放を初めとして解決すべき問題は今だ多く残っています。

 2010年11月。長らくバグアに包囲されていた北京市を人類の手に取り戻すべく、ついにUPC軍は北京解放作戦を発令しました。
 北京市付近の空域はバグアが支配しており、救援物資などが空から投下される事もありましたが、バグア軍による環状包囲網を通過する為には、KVの護衛がなければ撃墜覚悟で向かわなくてはならない状況でした。
 この状況を突破すべく、UPC軍はブリュンヒルデ、並びにユニヴァースナイトを投入。地上と上空から傭兵部隊による攻撃を展開しました。
 この戦いの最中で傭兵部隊は、著名なバグアであった中野詩虎、日下 理乃を撃破することに成功します。また、北京郊外にてブレスト博士とともにエミタを発見・開発したトマス・スチムソン博士を保護しました。
 保護されたスチムソン博士から有益な情報が得られるものと期待されましたが、スチムソン博士は自ら能力者開発の為の被験者となり、すでに死亡していました。
 保護されたのは、実験の失敗によりスチムソン博士の情報を取り込んだエミタ金属でした。
 能力者との対話を希望した他ならぬエミタ金属自身(?)の希望によって、作戦後に彼との対話の機会が設けられ、様々な会話が交わされましたが、飛躍的に人類側の戦力を増大させるような情報は得られなかったようです。

 さらには太原において、撤退したバグア軍のマスドライバー施設を接収することに成功します。これは破損の程度も軽微であったことから、人類の手によって修復、及び研究と再利用が可能であり、その後のKV開発並びにKV戦闘に大きな影響を与えました。
 バグアがアジアの拠点であるオセアニアへ逃走する為に利用した太原のマスドライバー。物資を大気圏付近へと押し上げる事が可能なこの兵器は、来る宇宙戦を想定してUPCが接収。バグアの破壊工作をはね除け、来る日に向けて研究開発が続けられていました。
 しかし、バグアによって建造されたもう一つマスドライバーが発見されます。
 酒泉に築かれたバグアドーム『郁金香』の地下で発見されたマスドライバーは、太原で打ち上げた物資を大気圏前に撃ち落とす用途と認定。
 そこでUPC軍は酒泉へ大部隊を派遣する事が決定。敵前線基地を三カ所同時に攻撃するなど、北京解放作戦以来の大きな戦闘となりました。結果的に、バグア幹部の抵抗を受けながらも、酒泉のマスドライバー動力部を破壊。同施設のバグアを撤退へ追い込む事に成功しました。

極東ロシアの情勢

天より降りくる破滅を阻止せよ! 



 アジアに展開しているバグア軍は、中東経由の軍団とオセアニア経由の軍団の二つです。
 中東経由の勢力は、ルート上を占領地域化しつつ、現在、中国北部を拠点としています。極東ロシア方面軍の本拠地は中国西部の新疆ウイグル自治区方面と考えられています。オセアニア方面の敵軍団は、オーストラリアから動いていない状態です。
 中東地域からアフガニスタン、チベット、ロシア南部がバグア占領下にあります。

 兵力だけで見れば人類側中国軍と同インド軍は非常に大きい軍団となります。
 旧中国軍は地方ごとの軍閥化が進んでおり、兵力も細分化されています。競合地域には、バグア側へ走った軍閥もあります。

 ロシア国内の利用価値のある都市や施設はバグアの占領下にあります。ただし、占領地域に分類されていてもバグア軍が必ずいるわけではなく、シベリアなどは、実質ほとんど無人地帯になっています。
 ロシア軍主力はモスクワを守る形で配備されており、ウラジオストック付近にはロシア極東軍が展開しています。

 2007年当時、極東ロシア軍は、ロシア中央部をバグアに占領された事から補給が断たれ劣勢にありました。
 ロシア軍を母体としたUPC軍はバグア軍の中東迂回軍の攻撃を受けて分断され、モスクワ周辺を防衛する本国軍と極東に展開している極東軍に分断されてしまいました。
 当時、ロシア中央部の要所はバグア軍の占領地域になっており、東西の連携は完全に分断され、連絡も他国経由でしか行えない状態です。
 極東軍は補給が途切れて干乾しになり、本国軍は大出血しつつ、モスクワ方面にじわじわと押されているという、絶望的状況です。
 アジア地域のUPC軍は、指揮系統が混乱しており各地域の旧各国軍が独自に抵抗を行っているのが現状です。



 2009年冬。バグア軍は無人地帯が広がる極東ロシアの地に宇宙往還支援施設「ゲート」の建設することで、本星からの大規模戦力の投入を試みます。
 2009年3月、UPC軍がバグア軍の「ゲート」建設を察知し、大規模作戦「ダイヤモンドリング」(DR)が発令されました。
 戦いはAWで猛威を振るったラインホールドが再び人類の前に立ちふさがり、熾烈を極めました。しかし、能力者をはじめとするUPC軍の必死の攻撃により、ラインホールドは轟沈。指揮官ジョージバークレーを討ち取ることに成功しました。
 ラインホールドと建設中の「ゲート」を失ったことで有効な拠点となる都市などがもともと少ない極東ロシアの維持が難しいと判断したバグア軍は同地域から撤退し、豊富な地下資源のある同地域の重要性を再認識したUPC軍は逆に防衛部隊の増強を行っています。

オーストラリア大陸の情勢
 アフリカ方面から進行してきたバグア軍によって文字通り蹂躙されてしまった地域です。このため、長期に渡ってバグアが支配下に置いてきました。

 デリー奪還の勢いに乗ったUPC軍は、東南アジア付近に展開していた部隊を推し進める形でオーストラリア大陸への進撃を決定。ダーウィン、サウスヘッドランド、パースの三地点からの同時上陸作戦を経て、バグア拠点が存在するアリススプリングスへ部隊を進軍させる。
 しかし、バグア実験派の重鎮ジャッキー・ウォンは、UPC軍との衝突を避けるかのようにオーストラリア大陸を放棄。自らの拠点を宇宙へと移した。
 
 現在、UPC軍はオーストラリア大陸西部の競合地域化へ成功。
 現地の状況を調査しながら、バグア実験派の残党が占拠を続けるオーストラリア大陸東部の攻略を開始しようとしている。