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・解説 ブライトン博士が開発した地上用生体ワーム。 汎用性を重視して製作されており、名古屋のユニヴァースナイト襲撃を端にして、次第に交戦回数が増えていった。現在では一般的なバグア兵器と言えるほどに交戦回数は多い。 そのフォルムは人型であり、KV同等サイズであるが、変形機構は持ち合わせていない。 あらゆる能力において未強化のKVのそれを上回っており、ブライトン博士による「バグア優位性」理論を証明するために製造された機体であるといわれている。 武装もKVのそれを模したものが多く、作戦に応じて使い分けてくる。 威圧的なフォルムは人々の恐怖をあおるものであり、人類を知るブライトン博士らしいデザインともいえよう。 また、慣性制御を行って行動する能力をもっており、短時間であれば擬似飛行も可能である。対KV用兵器として脅威となっている。 |
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・解説 見た目は……巨大ミミズそのもの、そう、その生態もきわめてそれに近しい。 最初に出現したのは恐らくギリシャだろう、地響きと共にバグア軍が投入して来た新兵器。 正確な数値は不明だが、その体長は20メートルを優に超えると思われ、地面を掘削して現れてくる。 地上にいるKVや能力者の真下に――口を開けてぱっくりと。 対象を飲み込むという意味では蟻地獄と称してもよさそうなものだが、相手はあくまでミミズである。それも紛う事なし、確実にKVを一呑み出来るサイズの。 地中より襲い掛かる呑み込みの破壊力については既に報告が上がっており、恐らく、どんな硬い機体でも一撃で戦闘不能に陥る破壊力が予想される。 <アースクエイク>と名づけられたそれは地中を移動するため、レーダーには捉えられない。当然だ、誰がこんな敵を想定しようか。 付近にいる際に発生する地響きも、KVに搭乗している状態では察知が極めて難しい。 また、掘削と同時に土砂は排出しているのか、アースクエイクが出現したと思われる付近にトンネルらしきものは見当たらなかった。 もっとも、その辺の地盤が緩むという、出現の証は刻まれていた訳だが……。 |
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・解説 アースクエイクとよく似た外見特徴を持つこのワームは、グリーンランドなど一部地域において確認できる、バグアの地中ワームである。 その名前とは裏腹に、土中・水中であっても航行可能なこのワームは、触手により、至近距離の対象の装備品を奪うという特性を持っている。 いかに倒せば戻ってくるとはいえ、兵装を奪われることはここであげるまでもなく戦力の大幅低下をもたらすが、奪われそうだからといって下手な抵抗は行なわない方がいい。 呑み込みによる打撃力はアースクエイクに勝るとも劣らない。 一撃でKVを破壊するほどの攻撃力は健在なのであるから。 |
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・解説 大規模作戦『シェイド討伐戦』において確認された砲戦ワーム。 タートルワームに比べて、防御力がやや低くなっているものの、機動性が大幅に向上している。 また、対空用に拡散プロトンを装備する個体もあり、強力な対空弾幕を形成する厄介な敵である。 速やかなる排除が求められるものの、牙と爪による近接戦闘能力はゴーレムにも匹敵し、苦戦を強いられることだろう。 さらに防御特性を変化させる能力があり、一時的に防御力を強化することができる。 体色が緑の時には物理攻撃に対して、体色が赤の時は非物理攻撃に対して、高い防御特性を発揮するとされている。 |
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・解説 ブライトン博士が開発した人型ワームで、大規模作戦『己丑北伐』において確認された。 タロスとは、ギリシャ神話に登場するクレタ島を守る青銅の巨人である。ゴーレムに倣い、同じく神話の名前を使用したものと思われる。 人型のままでマッハ8の飛行能力、通常のヘルメットワーム並みの空戦能力を持つことが確認されている。 これはブライトン博士がナイトフォーゲルに対抗して人型ワームであるゴーレムを作ったのに続き、人型での飛行が可能になったF-201Aフェニックスへの対抗として開発したとも言われている。 形状や運用方法のみならず、思想そのものをゴーレムから受け継いだ後継機、あるいは上位機と言えるだろう。 タロスの戦闘能力はゴーレムやヘルメットワームを上回っているものの、シェイドやステアーといった精鋭機には及ぶものではないことが判明している。 ただし、量産機である故に目撃されている機体数は多く、また挙動や戦術判断から推測して有人機が多いことが推測されている。 このことから判断できるのは、タロスの存在はバグア軍全体の底上げであり、一部の精鋭機を足止めしておけば他の戦場で勝てるといった戦術の転換を迫るものであろう。 さらに厄介であるのは、このタロスが短時間のうちに損傷を大きく回復する能力を持っていることである。確認されている限りで、装甲の内側にある生体パーツの急速な回復が確認されている。 一度撃退しても取り逃がしてしまえば、練力を補給し、装甲を交換して新品同然で戦線に復帰してくるのである。 このタロスを見かけた場合、可能な限り、確実に止めを刺すことを命じる。さもなくば、その戦域における最終的な勝利を得ることはできないであろう。 タロスは機体色によってパイロットの位分けが行われている模様であることが判明した。現在までに確認されているのは、青銅色、赤銅色、そして金色の機体がいるとのことだ。 |
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・解説 大規模作戦『己丑北伐』において確認された強力な人型ワーム。 これまでに確認された例は少ないが、いずれもバグア側の要人が搭乗していた。 外見がタロスと似ている為、同作戦で目撃された時点においては搭乗していたバグア、ドリスの専用カスタム機であると考えられていた。 しかし、アフリカへ攻め込んだUPCは、再び通常のタロスよりも強力な個体に遭遇する。分析の結果、単なるカスタムを超えてあらゆる面で従来のタロスを上回る性能を発揮していた事が判明した。搭乗者がゼオン・ジハイドである事から、これらは有人機、かつバグア内部でも高位の者の専用機であろうと推測される。 見せている性能からすれば内部機構などにも差異があると思われる。 現時点で寄せられた数少ない報告からすれば、戦闘力、耐久力などが高い以外はタロスと同様のようだ。 最大の特徴である再生能力も保持しているほか、簡易変形で飛行を行う能力も有している。 多数が量産されるものではないのだろうが、遭遇の際は細心の注意を払うべき相手である事に間違いはない。 UPCは当初、これを『タロス改』と呼称していたが、バグア自身が『ティターン』と名づけている事が後に判明した。 |
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