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マインドイリュージョナーとは、寒冷地を中心にバグアが展開している、間接攻撃型ワームである。 獰猛なタートル・ワームなどの外見と比べるとやや迫力に欠けるこのワームであるが、異質な外見そのままに、その攻撃方法は直接的ではなく間接的な負荷を能力者に与える。 マインドイリュージョナー(MI)はそのカサの中から胞子のような、小型の生態兵器を1つ放出する。 かさから離れた胞子の活動可能時間は決して長くはなく、30 秒後には活動を停止するが、この胞子を短射程においた場合、KV越しであっても能力者の視界を一時的に狂わせる能力を保持している。 この効果にかかった場合、最も恐ろしいのは同士討ちの類であろう。 突然の視界変化に、幸運にも気付くことができたのであれば、まずは攻撃を制止することをお勧めする。 戦場で攻撃を止めることの意味を知った上で、その行為が可能ならば‥‥で、あるが。 |
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・解説 メイズリフレクター(MR)とは、グリーンランド戦線で登場した、バグアの新型ジャミング式ワームである。 現在目下、能力者の身近な脅威となっているキューブワームとの差異は、その『増殖性』と『反射能力』にある。 ジャミング能力としてはキューブ・ワームよりも劣る同ワームではあるが、攻撃を反射する(MR自体もダメージは受けるので破壊は可能である)能力は、その性能を補って余りあるものである。 下手に高威力な攻撃で手を出そうものなら、すぐさまその攻撃が自らに跳ね返ってくるその特性は、攻撃に特化したKVを扱う能力者ほど脅威となる。 また、増殖能力によって最大20体にまで増殖でき、攻撃を行なって破壊しようにも、外見と似つかわしくなく、攻撃のダメージの大半を吸収し、なかなか破壊できないという厄介さを併せ持つ。 当ワームと対峙した時は、是非増殖の根源となっている「親ワーム」を狙って欲しい。 親ワームを破壊すれば、これらの能力の大半は失われ、ただのジャミング能力の弱いキューブ・ワームとなる。 ただ、親ワームを破壊することに急ぐ余り、広範囲攻撃を放つことなどはお勧めできない。 短気の報いを受けるのは、他でもないその能力者自身であるのだから。 |
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・解説 大規模作戦『極東ロシア戦線』において確認されたバグア軍の防空管制装置。及び、その類例。 推定全高は最大で11mほどだが、それよりコンパクトな物も存在する。 味方防空兵器とのデータリンクによって、非常に協力な防空網を形成する能力を持つ。 そのリンク可能距離はほぼアグリッパのサイズに比例し、これまで報告された中では『ラインホールド』搭載の物の20kmが最大である。 複数のアグリッパが囲みこむ防空圏の内側に無策で飛びこむのは自殺行為に等しい。 しかし、アグリッパの設置ポイントは必ず防空網の端である為、地上から接近してこれを破壊するのがセオリーである。 発見した場合は可能な限り、速やかに排除されたし。 その運用上、広く空を見渡せる場所に設置されているものが多いと思われる。 なお、飛行能力を有しており、自力で展開することが可能であるようだ。飛行中は防空網を形成できないと思われる為、移動中のアグリッパを発見した場合、やはり最優先での排除を求める。 |
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・解説 大規模作戦『極東ロシア戦線』において確認されたバグア軍の宇宙往還補佐装置。及び、その類例。 大量の物資を宇宙と地上の間で円滑に移動させる為の装置である。 この装置の設置が完了した場合、空に浮かぶ赤い月、バグア本星からの大量の戦力が円滑に地上に降りてくることを意味する。 あるいは地球上の資源を狩り集める為の装置とも言われる。 無論、両方の意味合いを持っている可能性は十二分にある。 |
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カメルにおいて確認された超長距離プロトン砲である。 火山の火口に設置して垂直に撃ちあげ、静止衛星「サテライトフラワー」をもって発射されたプロトン光線を屈折、南半球から北半球を直接攻撃が可能な戦略兵器である。 2009年12月の「己丑北伐」におけるカメル方面戦線において破壊に成功したものの、同種の兵器が今後も建造されないとも限らない。 現状では地球側には衛星を破壊可能な宇宙戦力は存在しない為、グレプカによる攻撃を阻止する方法は砲そのものの破壊のみである。 |
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グリーンランドのチューレ基地において確認された巨大なバグアの浮遊体。 直径20KMにも及ぶ大地が、チューレ基地もろともに浮上したものである。 はじめから艦船として建造されたものではない為、巨大さの割りにはギガワームなどに比べると戦闘力では劣ると見られる。 しかし、追い詰められた状態で、まさに島一つというべき質量を浮上させてみせるバグアの科学力にはあらためて感嘆させるを得ないものである。 |
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