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・解説 2009年7月の「シェイド討伐戦」の前後において南米、および北米にて確認されたバグアの高性能機動兵器。 詳細は現在に至るも不明であるが、未だ未完成の機体であるという説が強く、事実戦場に長く留まって活動している事例は今のところ報告されていない。 実はこの機体は開戦まもなく、ヘルメット・ワーム(HW)と時期を同じくして姿を現わしているらしいことが最近になって発覚した。 つまり同機は、時系列的には人類側のKVを奪取して製作されたファームライドはもちろん、シェイドやステアーよりも早く人類の前に姿を見せていることになる。 実際の戦闘報告は2、3例に過ぎず、当時の人類側兵器の性能ではHWですら圧倒的な脅威であり、HWとユダの性能差を区別するには至らなかった。能力者の誕生以降にバグアの新兵器が爆発的に増加してったこともあり、「バグア内部で採用に至らなかった兵器」と判断されていた。 それでもバグアに関する情報が少なかった時代、ユダを捉えた希少な映像は何度か報道でも取り上げられている。 南米での最初の目撃情報以降、この機体は複数の機体が存在することが確認されており、いずれも未完成であった。 南米において組み立て中と思われる機体がバグア自身の手によって爆破処理され、己丑北伐においても1機が戦闘中に活動停止・爆破処理されている。未完成とはいえ、複数の機体が生産されている事実はこの機体の量産という悪夢も視野にいれなければならない。 その性能はシェイドをも上回る圧倒的な性能であり、この機体が完成した暁にはもっとも危険な脅威となるのは間違いない。 |
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・解説 シェイドはバグアが使用している兵器(ワーム)のひとつであり、バグア軍の象徴的な精鋭兵器である。 同機が初めて人類の前に現われたのは東京防衛戦の時であった。当時極東ロシアを飛び越えて襲来してきたバグア軍は少数であり、アジア1の防衛力を誇っていた東京防衛軍の勝利は揺るがないと思われていた。 だが、同機の出現により、戦況は一変。東京上空を防衛していたKVは次々に撃墜され、戦場は一時恐慌状態に陥り、結果としてバグアの東京占領を許してしまう。 名古屋防衛戦に際して再び現われた時には、数百機の能力者からの執拗な攻撃を受けて撤退するものの、その機動性能はKVを大きく上回る。 特に当機体で顕著であるが、バグアの高性能機体は、操縦者の判断力に大きく左右されることが多く、同じ機体であっても同一の性能とは限らない。 アジア決戦において登場したエミタ・スチムソンのシェイドは確実に他機体を超越した性能を為し得ており、UPC軍は彼女のシェイドに1億Cの賞金をかけるに到った。 |
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・解説 元はイタリア、カプロイア社が開発していた新機体であったが、開発中に開発工場が襲撃され、バグア軍に奪取された。 その存在が再び人類に知られるようになったのは、2008年4月のスペイン戦線である。 情報収集へと赴いた5機のKVを僅か10秒で消失させるという離れ業は、光学迷彩という難解な特殊能力と相まって、皮肉にも新型機体発表以上のインパクトを人類側に与えた。 カプロイア社製のツインブースト機能を持つ、一定以上の威力を持つ物理攻撃を弱体化させるなど、凶悪な性能を持つが、弱点として戦闘継続時間の短さがあり、ヨーロッパ攻防戦においては燃料切れを起こした1機の鹵獲に成功した。 カプロイア社が試験機として生産した機体数は13機であり、『ゾディアック』と呼ばれるバグア側のパイロットが搭乗している。 配備数がある程度存在するためか、比較的能力者との接触事例も多く、能力者にとって最も身近な脅威であると言えよう。 しかし、これまでの幾度の激戦の中でファームライドの数は半数近くまで撃墜に成功している。 元々が鹵獲機であることもあり、バグア側で再生産を行っている様子は今のところ確認されていない。 |
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・解説 ステアーとはバグアが開発した高性能機である。 北米大陸に主に展開しており、そのフォルム・性能はシェイドに近い。 配備数は3機程度と極めて少なく、戦線で目撃することは稀であるが、ひとたび出現すれば、その効果はヘルメット・ワーム百機にも匹敵する。 全体的な性能はシェイドに一歩譲るものの、大規模作戦『五大湖解放戦』では進水式直後のユニヴァースナイトを陥落させるなど、持つポテンシャルは大きなものを秘めている。 これはKVにとっても同じことであるが、ステアー・シェイドという同機体上の性能差はパイロットの空間把握能力の限界に拠るものではないかと思われる。 シェイドと違って単独での大軍への攻撃はおこなってこないというのが通説であるが、いずれにせよ、北米(と、その周辺大陸。なにしろステアーは太平洋横断に理論値で1時間必要としない)にとって、同機が脅威であることに違いはない。 とはいえ、幾度の激戦を潜り抜けた末、人類はこの機体も3機まで撃墜に成功している。 パイロットが何度となく変わっていた点などから、この機体はバグアの中でも使い回されていた気配が強い。故に他に機体が存在していたとしても、その機数はそう多くないと予想されている。 |
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・解説 スノーストームとはブライトン博士が開発したバグア軍の精鋭兵器である。 同機を初めて確認したのは2008年6月頃、グリーンランドにおけるバグア軍基地、チューレ基地付近におけるUPC軍の偵察部隊の一隊員である。その隊員は基地への偵察のため、同部隊隊員と共にKVによる隊列航行中に急激な天候の変化を感じたという。航行に影響が出るほどの猛吹雪に見舞われた彼らは、一時的に飛行を中断し、地上に降りたとうとした。そのとき、全ての機体が空中で凍りついた様に動かなくなり、次の瞬間には全ての機体が撃墜されたという。 生き残った隊員の証言では、そのワームは目にも留まらぬスピードで移動し、巨大な鎌で次々と仲間のKVを撃墜していった。だが最後の一体となった彼のKVを前にし、何を思ったのか急に攻撃を中断し、現れたときと同じように一瞬で消え去った。気がついたときには彼の機体は動くようになり、あれほどひどかった吹雪も止んでいた、とその隊員は語った。 この証言の事実関係については未だ調査中であるが、幸いなことに、このスノーストームと呼ばれるワームはグリーンランド、特にチューレ基地付近にしか姿を現しておらず、尚且つ一機しか確認されてない。 しかし該当機がグリーンランドにおける最大の脅威であることに、異論の余地はないであろう。 最近では「量産型スノーストーム」と呼称される下位バージョンの存在が確認されている。ヘルメットワームほどに頻繁に見かける機種でないものの、多くが有人の強力な機体となっている。 |
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・解説 本星型ヘルメットワームと呼ばれる“新型”ヘルメットワーム。 既存のヘルメットワームと同じく、様々なサイズの機体が目的に応じて使用されている模様である。 極東ロシアの戦場で初めて、人類にその姿を見せた本星型ヘルメットワームは、通常のフォースフィールドの他に特殊なフォースフィールドを併用していることが交戦した傭兵から報告されている。 この特殊フォースフィールドは使用に制限があるものと推測されているが、高い防御能力を誇っており、自ずと持久戦を強いられることが多くなるであろう。 機体そのものの性能も既存のヘルメットワームを上回ることはもちろん、ファームライドやステアーに迫るものがあり、それらの機体よりも生産数が多いものと推測される。それは戦略レベルでの脅威レベルがファームライドやステアー、あるいはシェイドよりも上であるということである。 今はまだ無人機の比率は低く、バグア軍内で名の知れたパイロットが仕様するエース機という位置づけらしいが、無人機を含めた主力機として本格的に戦場に投入されることになれば、個々の傭兵の技量では補いきれない劣勢を強いられる可能性も高く、UPC軍の注目度は高い。 なお、この本星型ヘルメットワームが新規開発された新型機であるのか、今までのヘルメットワームが廉価機で出し惜しみされていたのかははっきりしていない。 |
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・解説 中国・西安において初めて確認されたバグアの大型兵器。 ゼオン・ジハイドのドレアドルが搭乗していたことが確認されている。 機体が変形した状態から放たれる巨大な光線兵器は通常のプロトン砲を遙かに上回る攻撃力を持っていると推定される。 その巨体と破壊力から考えるのであれば、KVやHWのような機動兵器ではなく、艦艇に相当すると考える方が理解しやすいだろう。 だが、慣性制御を持つバグア機の例にもれず、見た目よりは遙かに機敏である。 巨体を補う手段として機体の周囲を浮遊する子機も確認されている。 |
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・解説 ゼオン・ジハイドの専用機と思われるバグア兵器。 飛行形態での本体と一体化した強力なプロトン砲の他、歩行形態での銃剣形状の武器が特徴的である。 飛行形態での重武装から、戦闘機的ポジションであるフォウン・バウに対して、攻撃機的なポジションのゼダ・アーシュであると考えられる。 もっとも、それらはバグアの中での相対的な評価に過ぎず、生半可なKVでも制空戦闘においても非常に恐ろしい敵となることは間違いない。 |
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