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シナリオ形態:大規模作戦 |
難易度: 特別 |
参加費: 無料 |
参加人数: 無制限 |
報酬:200,000C(全作戦参加)
※作戦延長につき、報酬増額。
活躍に応じてさらに支給 |
備考:なし |
決行日時:
3月中旬 報酬・経験点支払
3月6日 OP更新
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■オープニング本文
「UKは脱出に成功したが‥‥これ以上の戦闘は不可能か」
戦況を聞いた准将は、噛み締めるように一旦天を仰ぎ、
中将の承認を得て決断を下す。
西暦2008年、UPC北中央軍本部より撤退命令が下された。
五大湖解放戦の中心都市となったシカゴからのUPC及び傭兵部隊の全軍撤退命令だった。
「SoLCが確保できただけよしと見るべきだったかな」
この五大湖解放戦、主任務はシカゴの奪回と、 今後の脅威と成り得るSoLCの奪取あるいは破壊だった。
結果としてみればシカゴの奪回には失敗したものの、SoLCは部品としてだが奪取に成功し、
撃墜されたUKもオタワへと帰還、UPCから見ればまずまずの戦績と言える。
名古屋防衛戦は例外として、
一時的とはいえバグアをシカゴから追い出したのだ。
オタワの守備兵までまわしている以上、軍がこれ以上戦うことは不可能であった。
「ミルウォーキー、インディアナポリス、コロンバスなどはいかがしましょうか? 解放作戦を実行している部隊もあるようですが」
「解放できるならそれに越したことはない。相手も北米はおろか日本からまで戦力をまわしてきたのだ。下手に手出しはできまい。現場担当に任せよう」
ヒラヒラと手を振り、コーヒーを音もなく飲む中将。
ともあれUKだけは守り通し、SoLCの奪還は果たした。うまくいけば幾つかの都市も解放できるかもしれない。
東京から来た機体から被った被害は大きかったが、責任を追及されることもあるまい。
「傭兵の諸君の活躍は私も心から喜んでいる。彼ら彼女らがいなければ、ここまでの戦果を得られることは無かっただろう」
「ありがとうございます」
中将もこの五大湖解放戦を通して、傭兵の存在をある程度見直していた。
准将にとって見ればそれは最大の収穫だっただろう。現実にそぐわない措置として問題視されていた軍服の着用制限もこの日解除された。
だが認めなければならないこともある。
一つは秘密兵器であったUKをもってしても完全勝利できなかったこと、二つ目に東京からもシェイドが飛来してきたためシカゴからの撤退を余儀なくされた事である。
「住民は納得してくれるでしょうか」
「それも准将の仕事だろう」
バグアもシカゴに長居はすまい。UPCも撤退すればシカゴは中立地帯と化すだろう。
地域住民は帰郷することも叶わず、窮屈な日々を送ることになるだろうが‥‥1990年の襲撃以来、それは日常茶飯事だ。たいして問題になることもあるまい。
「だがまだ終わったわけではない。半端にならない様、最後を締めて貰おう」
「了解しました」
完全勝利とはいかなかった五大湖解放戦だが、戦争ならともかく戦闘の終結などというものは管理者の一存で決められるものではない。
様々な思惑が混じる中で事後戦が開始されるのだった。
Event illust : Kuratch!
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冴木・玲
イラストレーター : Kuratch!
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今回の戦いも本当に苦しい戦いだったわね。
シカゴ奪還はできなかったけど、辛うじてSoLCの脅威を退けたわ。
最悪の結末を迎えなかったことを喜びましょう。
今回の戦果は小さな勝利、でも後の戦いで大きな意味を成すはず。
貴方達傭兵と共に、いつか訪れる日に‥‥。
それじゃ、また別の戦場で会いましょう。
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