五大湖解放戦
" target="mypage">mypage
" target="mypage">" width="130" height="180" border="0" id="side_waku08_r2_c2" name="side_waku08_r2_c2"/>
help
logoff
シナリオとは  
プレイングの書き方  
シナリオ利用規約  
マスター紹介  
  
本部に戻る  
五大湖解放戦――基礎情報

●北アメリカUPC軍現状




 五大湖北部は地球最大級の工業地地帯のひとつである。
 現在世界最大のメガ軍事コーポレーションであるドローム社の軍事工業も多数存在し、
 現在能力者が搭乗しているKVも多くそちらで生産されている。

 しかし、バグアとの戦闘激化により、前線は日々刻々と北上しており、
 既にメイン生産工場ラインと戦線との距離が数キロしかない地点も出てきており、工場は定期的に破壊され、兵器の安定生産に大きな支障をきたしているだけでなく、今後の生産体制に甚大な影響を与える恐れがある。
 工業ラインの陥落はすなわち北米戦線の崩壊にも繋がりかねない。
 五大湖周辺の地域は、UPC軍にとって生命線となる、非常に重要な地域であるといえる。

 そもそも、北アメリカ戦線(UPC北中央軍)は、
バグア襲来時に最強を誇った旧アメリカ軍を主体としたこともあり、
敵軍の攻撃に際しても互角の戦いを展開する‥‥と誰もが希望を持っていた。

 だが、現実としてUPCは、すでに旧アメリカ合衆国東海岸部のすべての都市と
 旧アメリカ合衆国中央部諸都市のほとんどから駆逐されてしまっている。
 現在の戦闘地域は五大湖からオタワ(オタワ・フォート)ラインであり、
 ドローム社から次々と新兵器が送り込まれているにも関わらず状況はまったく好転しようとしていない。

 アメリカ東海岸の解放作戦はドローム社主導のもとこれまで幾度となくたちあがったが、
 新聞の一面やテレビのワイドショーを賑やかす程度に終わった。
 これはメトロポリタンX陥落時に使用された巨大ギガ・ワームの存在も大きかったが、
 失地奪回を目指して起案されたX−1プロジェクトの大幅な遅れが最たる原因であるとは、
 もはや(ドロームに批判的な人間にとっては)通説となっている。

 X1プロジェクトとは、開発名称「X1エネルギー兵器」(開発後の名称はM1粒子加速砲)を戦車、
 航空機、船舶等に装備させ、軍全体の火力強化を図る計画であったが、
 逼迫する戦況の中でシカゴ周辺に設置していた研究所が破壊され、開発費と開発期間の延長を余儀なくされる。
 結果として同粒子加速砲の登場はUPC軍に新たな活力を生み出したものの、
 長い開発期間の間に後退した戦線は、同社と同軍に寄せられる期待の大きさとは裏腹に厳しい。

 特に五大湖周辺は平原地帯が続き、守るに難い地形である。
 一度都市を奪い取ったところで、守りきる戦力はどこにも存在していない。

『失地奪回など永遠に不可能、現状維持も厳しい』
 有識者でなくとも、誰の口からもそのような言葉が聞こえていた‥‥



<写真 : 「MR-101M1主力戦車」通称M1戦車  『妥協の産物』と揶揄されることも多い>

BACK TOP