ソルダード開発の経緯や背景
UPC軍による失地奪還作戦『
ジャングル・ザ・フロントミッション【JTFM】』が展開され、大規模作戦『ボリビア防衛作戦』にて人類が勝利を収めたことで、南米地域のパワーバランスは大きく傾き始めている。
以前にも増してKVの需要が南米に高まる中、メルス・メス社は既にMX−0サイファー、そしてUPC南中央軍限定ではあるがGF−Vマテリアルを投入しており、南米のKV事情は改善を見せた。
だが、KVの絶対数という意味では、まだまだ不足があることも事実だ。
元よりサイファーは一部のエースや指揮官用であり、マテリアルにしてもS−01やR−01との代替が進
んでいるとは言い難い。
これは、戦線を構成する主力機の多くが未だ旧式であることを示しており、南中央軍にしても頭痛の種だった。
この問題を打破するべく、メルス・メスは次期主力KV開発計画を立ち上げた。
そして誕生したのが、MC−01ソルダードだ。
同機の目玉は、何といってもその固定武装『M−MG60』と専用FCS『システム・テンペスタ』であろう。
MG60は機関銃であるが、その連射力は凄まじいの一言。テンペスタと合わせて使用すれば、敵機の回避を阻害するほどだというのだから、その弾雨たるや想像するに恐ろしい。
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