北アフリカ進攻作戦
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――基礎情報

●概要
「1940年のダンケルクを知っているな」
「はい」
 開口一番に言ったピエトロ・バリウス中将の真意を察しかねて、ミハイル・ツォイコフ大佐は短くそう答えた。追い詰められた友軍を、敗勢のイギリスがその総力を挙げて救出した戦いの事を知らぬものなど、いやしくもUPCの士官に居よう筈が無い。
「1944年の、ノルマンディーも知っているな、無論」
 腰の後ろで手を組み、中将は鋭い目でツォイコフを見る。考えろ、と大佐は自らを叱咤した。彼の乗艦、ユニヴァースナイトは人類圏で最強の戦力の一つだ。それを必要とする程の戦場は、欧州に残っていただろうか。ピエトロ中将が彼を呼び寄せた理由を、知らねばならない。彼自身よりも、自らの部下の為に。
(自らの、か‥‥)
 ツォイコフは皮肉さに頬をゆがめた。3年前、名古屋での出撃の後に押し付けられたユニヴァースナイト艦長の座に、自分がすっかり馴染んでいる事を思う。あの艦を思う時にも、乗員たちを思う時にも自分の一部と考えるようになって久しかった。
「1944年だ」
 そう繰り返すピエトロ中将に、再び注意を引き戻す。守勢の将軍、と評されているこの地味な男は、北米のオリム中将の如き輝かしい経歴は無く、アジアの椿中将の如きカリスマも無い。だが、その戦歴は本物だった。初期の10年はアフリカの為に、そして世紀が変わって後の10年は欧州の安寧の為に、戦い続けた男の胸に勲章は無い。全てつければ歩く事が出来ないからだというジョークは、幾度と無く聞いた事があった。
「‥‥4年ですか」
「そうだ。チュニジアで、アフリカから蹴りだされてから、ここに至るまで我々は10年を要した」
 相槌に応じた中将の目を見て、ツォイコフは彼の覚悟を悟る。バグア戦役の初期から戦いの中に居続けた初老の軍人の目に、強い意志の力があった。中将はようやく手を振り、椅子を促す。ツォイコフは直立不動のまま、思い出していた。欧州には、確かにユニヴァースナイトを要する戦域はない。しかし、この地域にもう一つ大きな火薬箱があった事を。
「反撃の頃合だ」
 いつの間にか、机の向こうに回っていた中将が、作戦計画書を取り出す。その表紙に大書された名前を、ツォイコフは静かに口にした。
「‥‥アークエンジェル。大天使、ですか」
 ノルマンディー上陸作戦は、オーヴァーロード、大君主という名だった。作戦前にその単語が新聞のクロスワードパズル欄を飾り、連合軍が蜂の巣を突付いたような騒ぎになったという逸話を、彼は聞いた事がある。
「そうだ。この反攻には人智のみならず、神の恩寵も必要だからな。場合によっては、許しもだ」
 呟いてから、中将は計画書を差し出した。表紙をめくり、一読したツォイコフは、ぎょっとしたように中将を見る。
「これは」
「必要なリスクだ。それに、うまくいけば支払う必要が無い代価でもある」
 言下にそう返した中将の目に迷いはない。守りの将軍が攻めに転じた事が、人類にとって吉と出るか否かを、ツォイコフは計る術を知らなかった。


●戦略図

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(※赤いポインタはバグアに関連する内容、青いポインタはUPC軍に関連するものである)


●チュニジア方面
 予想上陸地点はチュニジアとリビアの国境付近。地形を直線的に作り変えられている。
 数年前まで競合地域だったチュニジアは、人が強制疎開させられた後の廃墟都市が転々と残る。
 リビアには人類の気配は無い。もともと砂漠地帯だったが、荒涼としている。


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・チュニジア方面バグア軍
ギガワーム× 1〜
タロス× 100〜300
本星型ワーム× 25〜100
輸送艦(ビッグフィッシュ)× 20〜50
小型HW× 200〜400
中型HW× 100〜250
大型HW× 70〜150
× 300〜
陸上ワーム× 300〜
タートルワーム× 250〜
レックスキャノン× 100〜
キューブワーム× 200〜
ゴーレム× 150〜
キメラ× 15000〜(計測不能)


味方戦力/情報欺瞞の為、情報誤差あり また兵器は一部抜粋である
・ロシア本国軍、イタリア軍を中心としたUPC正規軍混成
ガリーニン× 8
ユニヴァースナイト× 1
Mg29× 1500
Su-27SM× 1500
Su-30MK× 1000
EF-2000× 800
EF-2000改× 1600
F16S× 2
An-225D(空挺輸送型)他× 140
BMD-4(空挺戦車)× 450
BTR-D(空挺装甲車)× 400
スプルートSD(自走砲)× 400
D-30 122mm榴弾砲× 400
HIMARS(ロケット砲)× 400
ZU-23-2(対空機関砲)× 600
兵員× 200,000
ナイトフォーゲルF-104× 80
PT-054× 60
PT-056M× 200
PT-054KM× 80
H-114× 100
H-223A× 100
ES-008× 60
CD-016× 40
HL17500× 40

●ジブラルタル海峡方面


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・ジブラルタル対岸(モロッコ)
 戦力は現在不明瞭である。内陸部からの援軍という可能性も否定できない。
 数値は予想値であり、正確ではない。
アニヒレーター× 1〜
輸送艦(ビッグフィッシュ)× 20〜
タロス× 20〜
本星型ワーム× 5〜
小型HW× 60〜
中型HW× 15〜
大型HW× 5〜
水中用ワーム× 20〜
タートルワーム× 30〜
キューブワーム× 100〜
ゴーレム× 20〜
キメラ× 5000〜(計測不能)


味方戦力/情報欺瞞の為、情報誤差あり 兵器数は一部抜粋
・マドリード軍(UPC欧州軍、ならびに北中央軍増援)
慣性制御ユニットM-1× 1
コントロール艦M-2× 1
コントロール艦M-3× 1
ミカエル・ユニット× 30
ブリュンヒルデ× 1
ラファール改× 250
EF-2000改× 1200
F-16SES× 10
レオパルド2A8他× 1500
多目的ヘリ× 400
ナイトフォーゲルS-01× 40
R-01× 20
K-111× 13
H-114× 30
HA-118× 18
ES-008× 18
陸軍・機械化師団(兵員数)× 210,000

・UPC欧州軍(リスボン駐留)
F-16S× 35
レオパルド2A8× 35
Strレオパルド他× 170
ハインド改他× 50
ナイトフォーゲルS-01× 26
R-01× 15
陸軍・機械化師団(兵員数)× 12000

・UPC欧州軍海軍(ツーロン駐留)
主力艦× 11
補助艦艇× 220
潜水艦× 50
ナイトフォーゲルKF-14× 35
W-01× 75



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