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バレンタイン強襲戦
北極圏の激戦
「第2次バレンタイン中止のお知らせ」が開催されたグリーンランドを含めて、
今回の大規模作戦は北極圏での戦いが中心となる。
バグアの極地兵器の代名詞たるスノーストームを始め、
メイズワームやサンドウォームなど一癖も二癖もある敵が多い。
                                        Illustlator:彩樹
●バグア軍氷上基地
 主権の及ばぬ極地である故にどの国の呼称も定着せず、結局『氷上基地』とだけ呼ばれるようになったその基地は、バグアの地上侵攻の初期に建造されたといわれている。
 北極の海氷の上に鎮座するその基地は、多数のヘルメットワームを擁し、周辺数十キロに及ぶ強固な対空防御網を以って極地の空を支配してきた。
 基地も兵装も、厚さ10m前後の海氷が支えるには明らかに過大な質量だが、バグアお得意の重力制御が為されているとすれば不思議ではないだろう。
 北極海を『バグアの海』とするのに貢献してきたこの対空網が、DR作戦で使用された『アグリッパ』と同種の物と判明したのは今年になってからだ。
 判明したからといって、対処法が見出された訳ではない。
 氷の中に紛れたアグリッパを全て破壊するのは困難極まるという事実が確認できたのみだ。
 しかしながら、陸戦部隊による奇襲、強襲計画もまた、立案段階で頓挫した。
 氷が主力戦車や重量級のKVの自重を支える事が難しいという明確な問題が一つ。
 水陸共に適応したゴーレムやキメラの存在が、その難易度を更に高めていた。
 海中にも自律機雷が多数浮かんでおり、潜水艦にとり北極海が鬼門となって久しい。
 まさに、難攻不落と言うに相応しい要塞である。
 唯一の光明は、古い拠点ゆえに新型の敵配備が遅れていると思われる点だ。
 本星型、タロスやレックスなどの機体はほとんど確認されていない。
 存在したとしても、指揮官機程度だろうと予想される。


・バグア軍氷上基地部隊
 古い拠点ゆえに新型の敵配備が遅れていると思われる。
 数値は予想値であり、正確ではない。
輸送艦(ビッグフィッシュ)× 20〜50
小型HW× 200〜400
中型HW× 100〜250
大型HW× 70〜150
氷上ワーム× 300〜
水中ワーム× 300〜
タートルワーム× 100〜
キューブワーム× 200〜
ゴーレム× 150〜
キメラ× 15000〜(計測不能)
アグリッパ× 50
自律機雷× 300〜


味方戦力/情報欺瞞の為、情報誤差あり
・UPC太平洋軍、極東ロシア軍、北中央軍など混成
攻撃型潜水艦× 42
UK参番艦× 1
F/A-18E改× 300
Su-33× 100
Su-37× 2
ナイトフォーゲルF-104× 60
H-114× 20
PT-054K1× 10
F-201× 30
W-01× 50
RB-196× 50
GF-M× 80
RN/SS-001× 4

●『ホワイトバレィ基地』

グリーンランドにおける、バグアの最大拠点『チューレ基地』の南方外郭を担う拠点に人類側は『ホワイトバレィ』と名称をつけている。
ヘルメットワーム100機程がいるとされるその基地の色は、名称に反して白というより茶色だ。
北から南へと伸びるU字谷から、何らかの手段で万年氷を除去したのだろう。
東西の幅は約500m。垂直に近い岸壁には、バグア基地の例に漏れず対空設備が並ぶ。
主な構造物は西側の崖の内部に納まっているとされ、小型ヘルメットワームの射出口も西側の崖基底部に2箇所確認されている。基地戦力は、それ以外に中型20機、大型5機ほど。
格納スペースの問題か、中型と大型は谷底の露天に並んでいるらしい。
冬場には、それが降り積もる雪に埋もれぬようにと、雪掻きが行われているという。
その為に連れてこられた住人が冬を過ごす居住地は、基地のある谷から西へ1km。
崖の上側に存在した。
直径は200mほどのドーム球場程度のサイズであり、他所で確認された物と同種であるならば、外殻は意外と堅牢である。内部に収容されている人数は最大で200人程と推定され、近隣の漁村や都市から集められているようだ。

・バグア軍ホワイトバレィ駐屯
 古い拠点ゆえに新型の敵配備が遅れていると思われる。
 数値は予想値であり、正確ではない。
輸送艦(ビッグフィッシュ)× 0〜3
小型HW× 60〜70
中型HW× 15〜25
大型HW× 5

・周辺に存在する敵兵力
氷上ワーム× 100〜
タートルワーム× 100〜
キューブワーム× 200〜
ゴーレム× 50〜
キメラ× 5000〜(計測不能)

・チューレからの援軍の可能性アリ。
 確認され次第、情報を追加する。


味方戦力/情報欺瞞の為、情報誤差あり
・UPC大西洋軍、欧州軍など混成
UPC軍空母× 複種
UPC軍巡洋艦× 複種
UPC軍駆逐艦× 複種
F/A-18E改× 500
ラファールM× 400
S-3× 100
E-3× 70
ナイトフォーゲルF-104× 30
H-114× 50
ユーロファイター× 10
RB-196× 20
GF-M× 20
RN/SS-001× 12
●グリーンランド地下通路

グリーンランドの地下に、縦横に張り巡らされた通路の由来は定かではない。
タシーラクのアンマサリク研究所が失陥したのは、この通路に気づかなかった故である。
その際にバグア側が利用した点から、何らかの意図を持って掘られた物という説もあるが、自然洞窟がもともとあったという説、人類側が採掘の為に掘ったという説もあった。
サンドワームが野放しにされているからという説が、現場では主流なようだ。

『ホワイトバレィ』まで1kmほどの地点に、その地下通路の開口部の1つが有る。
これが、今回の作戦が決行されることになった最大の要因だった。
雪原踏破に比べれば、地下を行く方がマシなのは言うまでも無い。
地表に比べれば意外と暖かいという報告も上がっている。それでも、零下10度程だが。
ゴッドホープの北800kmにある最寄の人類側前線基地から、更に北へ200km。
一般人の兵士では、言うまでも無く困難な行程だ。
――だが、能力者ならば。