バレンタイン強襲作戦
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●ユニヴァースナイト参番艦

 よぉ、坊主。ここの格納庫は初めてか?  ん? きょろきょろしても、ここにゃ何もねーぞ。
「あれ? 格納庫? うわ、迷ったのか‥・・?」
 ははーん、アレか。 おまえ、俺が参番艦のパンフ、徹夜で作らされたってウワサを聞いてここにやってきたな。
「え? いや、別に‥‥」
 いいから聞いてけ。
 それとも、俺があの爺さんにとっ掴まる前にカジノで遊‥・・警備してた時の話のほうがいいか?
「‥・・参番艦で。っていうか、ユニヴァースナイト参番艦って、そもそも何なんだ?」
 何なんだ、と来たか。いいねえ。そういう冗談は俺、嫌いじゃない。
 じゃあま、ざっくりおさらいと行こうや。
「参番艦」は「壱番艦」「弐番艦」と違い、海の上と中だけをいく潜水空母だ。
 こないだのカメル戦で出撃したのは知ってるよな。
 今は北極海へ移動しながら、そん時のケガを修理してるってハナシだ。
 大方は、台湾で直したって話だけどな。
「あの時のか。俺、弐番艦側にいたんだけど、ヤバかったらしいな
 で、修理しながら航海に出てるって?」
 不安そうな顔しなさんな、初航海の時もそうだったから問題ない。ノープロブレムだ。
 ちなみに艦長は爺さんなんだがな‥‥この爺さんが腰抜かすほど怖ぇのよ‥‥。
 そうじゃなきゃ、誰がパンフなんざ‥‥。
「へぇ。で、傭兵向きにパンフだなんて、クルーでも集めるのか?」
 いや。あいにく主運用、専属艦載部隊共に職業軍人から選出されるってさ。
 他のUKと同じ、狭き門って奴だ。職業軍人としての職能が必要だからな。
 俺も一応正規軍属なんだけど、招待状はこなかったな。
「あー、その辺の理由は大体わかった。で、飛べないっていうけど‥‥?」
 ま、そこがまず目に付くよな。飛べないって事はヤバイ事がある。
 でかすぎて、腹がつかえるから沿岸には入りにくいんだとよ。どんなメタボだよと。
 ま、これは何とかなる、って上は言ってたが、上の言う事だし、話半分以下だな。。
「聞いてると不安になってきたけど、大丈夫なのか?」
 我がUPC‥‥もとい、人類の科学技術の結晶ってやつだぜ、弱いわけねえだろうが。
 アジアのメガコーポ三社がよってたかって作りこんだらしいしな。
 飛びはしないが、その分でかい。衛星を撃つっていう弐番艦のSoLCみたいな射程は無いが、
 沿岸からの対地制圧射撃は戦艦数隻分ってハナシだ。
 普段は、回転甲板の裏側に隠れてるが、対空装備もハリネズミみたいだって売込みだぜ?
 それにまだ秘密兵器があるってウワサだが、そこまでは俺も知らねーな。
「そんだけあって、何でこないだはあの体たらくだったんだよ」
 そういいなさんな。
 ここだけのハナシだけどな、UPC正規軍って言っても各国からの寄せ集めだったり、寄り合い所帯だ。
 サポート艦隊は出撃先の国から出ることになってるが、このご時世、どこの国もそんな余裕はねえからな。
 能力者は少ないし、全体の結束力も強いとは言えない。そこで必要になるのがアンタ達傭兵の力だ。
 ザルの目を詰める‥‥って言えばわかりやすいか? 今回も、何やら力を借りたいらしいぜ。
「‥‥あー、それでそんな物作らされたのか。大変だな、あんたも」
 悲しき宮仕えって奴さ。
 ‥‥ま、頼りにしてるぜ。

執筆 : クダモノネコ



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