己丑北伐 ‐基礎情報‐
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己丑北伐――スクラムジェットブースターとは?

リーフ先生の科学講座
「スクラムジェットブースターってなに?」
「皆さん、こんにちは。リーフ・ハイエラ(gz0001)です。
よろしくね。
こちらは助手のマウル・ロベル(gz0244)さんです」
「ちょ、いつからあんたの助手になったのよ!」
「はいはい、マウルさん、まずは挨拶ですよ。
カメラ、もう回ってますから」
「‥‥くっ。‥‥助手からどうかはともかく、
マウル・ロベルよ」
「はい、そういう訳で今回は大規模作戦で使用される「スクラムジェットブースター」について解説をさせていただくことになりました」
「なるほどね。う〜ん、前線に立つ側としては
やっぱり気になるのは一つね。
これでどれくらい性能があがるの?」
「ご期待にそえず残念ですが、この装備で性能があがることはありません」
「それじゃ役にたたないの?」
「何をおっしゃいますか。
単なる性能向上ではない革新的な新機軸の装備が
「スクラムジェットブースター」なんですよ」
「へえ、そう。具体的には何ができるのかしら?」
「この装備を使えば、KVをなんとマッハ10まで加速することができるんです!」
「マッハ10‥‥。すごいじゃない!
また、スチムソン博士やブレスト博士の
ものすごい新技術なの?
SESとかくず鉄錬成みたいな」
「いいえ、研究自体は20世紀の中頃からされていた技術です。
スチムソン博士やブレスト博士の最先端科学に比べれば
古い科学技術のリニューアルということになりますね
「へえ、そうなんだ。
だったら、どうして今まで作られてなかったの?」
「色々と技術的な問題があったからですね。代表的なところでは、スクラムジェットエンジンはマッハ4や5くらいまで加速しないと動かないってことがあります」
「マッハ5ならKVのブーストで加速可能ね」
「その通りです。KVであれば、
スクラムジェットを起動させる初速を稼ぐことができる。
それが開発につながりました」
「SESとかエミタに比べたらなんか簡単そうね。
私でも理解できるかしら」
「聞きたいですか? SESの理屈をわかりやすく説明するのは難しいですが、
スクラムジェットエンジンくらいならお教えすることもできますよ」
「お願いできる?」
「では、コホン。そもそも、ジェットエンジンというのはコンプレッサーを使って空気を圧縮、これに燃料を吹きかけて爆燃を起こし、一気に膨張した高温のガスの噴流、すなわちジェットを利用したガスタービンエンジンの一種です。重量や体積に比して高出力が得られることからヘリコプターも含む、ほとんどの航空機のエンジンとして用いられています。コンプレッサーを使って空気を圧縮するのは爆燃を効率的に起こす為ですが、マッハ3を超えた辺りから機体速度によって機体に入り込む空気の速度が非常に速くなり、わざわざコンプレッサーを使わなくてもよくなります。それをラム圧といい、ラム圧を利用したのがラムジェットエンジンで空気の圧縮手段は違うものの、圧縮と燃焼による高温ガスの噴流という点では基本的にジェットエンジンそのもので、さらに速い速度に対応したスーパーソニック・コンバッション・ラムジェットことスクラムジェットエンジンというわけで‥‥」
「ちょ、ちょっと待って!
わかった、わかったから」
「そうですか? 本当に簡単な触りなんですが‥‥」
「こまけえこたぁいいんだよ!」
「ジョ、ジョーダン中佐?!」
「と、ともあれ、これを使った新しい戦術はこれから期待できるところね」
「へぇ〜、これがスクラムジェットブースターなのね。主翼の両側に付けてて、見た目は重そうだけどこんなので本当に飛べるの?」
「いいところに気づきましたね。だから離陸時は燃料を最小限にして、機体を軽くしてから上空で燃料を補給するのよ」
「なるほど、スクラムジェットブースターの重さと相殺ってわけね」
「そういうことですね。出撃まで結構手間がかかりますね」
「ところでこれって、普通の戦闘機タイプの機体だけでしか使えないのよね?
陸戦用や水中用のKVは‥‥」
「つかえますよ」
「う〜ん、やっぱり使え‥‥使えるの?
でも、陸戦用や水中用KVって飛べないじゃない」
「そうした機体を乗せる簡易カーゴプレーンに
スクラムジェットをつけた感じのものが用意されているんですね」 」
「なるほど。大規模作戦や普段の依頼で使うことが
あってもちゃんと足並みをそろえられるのね」
「そういうことです。まあ、簡易といっても飛行機を1機機使うわけですから、出撃コストは高くなりますけどね」
「作戦上でどうしても必要なら
用意するのはUPCだから
あまり気にすることもないけどね。
ただ、飛べない機体が敵のど真ん中までいったら
帰ってくるのは一際大変そうね」
「そういうことになりますね」
「ところで、マッハ10って、
時速12240km(秒速3.4km)だけど、
うっかりするとすぐ迷子になりそうね」
「それは心配ご無用! 事前に入力したコースを飛べるようにバックアップされるのですよ。まさに科学の勝利ですね」
「確かにそれなら、うっかりアフリカや
オーストラリアみたいなバグア支配地域に
迷い込むなんて心配はいらないのね。
でも、真っすぐに飛ぶだけじゃ
迎撃されて目も当てられないとか平気?」
「あくまでバックアップですから、パイロットの任意による操作は可能なんです。コース指定を変更して別の目的値に飛ぶことも可能です」
「ああ、イレギュラーな事があっても
元のコースに戻れるから心配はないってことね」
「はい、あくまでも補正可能な範囲でですが、補正を外れるほどのコース変更が必要なら作戦はそもそも失敗してるというべきでしょう」
「移動中の戦闘はできるのかしら?」
「難しいですね。マッハ10で飛び続けるのはブーストで一瞬だけ速度を出すのと違いますから色々と危険なんです。システム的にロックして使えなくしてあります」
「つまりはブースターを切り離さない限り
戦う事はできないということね」
「なかなかものわかりが良いですね。10秒で34kmも進んだりしたら都合が悪いですしね。お姉さん嬉しいですよ」
(背伸びして撫でようとするリーフ)」
「というか、写真で誤摩化されてたけど、
あんた私よもずっと背が低いじゃないの」
「‥‥‥‥(なんて痛いところを)」
「えっと‥‥あ〜」
「見た目の印象とスケール感は違うものなのですよ。それが大人のみてはいけない大人の世界なのですよ」
「と、ところでスクラムジェットって
宇宙船のエンジンの候補って話を
聞いたことがあるんだけど」
「残念ですが、スクラムジェットだけでは月や火星まではゆけませんね
打上の補助に使われます」
「ジェットエンジンは空気を
エンジンに取り込んでって事だから、やっぱり空気が無い宇宙だとだめなのね」
「スクラムジェットでは100kmぐらい上空まで行けると言う事になってます。サテライトフラワーには遠いですけどね」
「どこからが宇宙かって分かりにくいわね」
「だいたい高度100kmから上を宇宙という場合もあるから、宇宙に近い所まで行けると思ってもよいかもですね」
「だいたいスクラムジェットブースターを使うと
高度30kmぐらいを飛行することになるのよね」
「ええ、その通りです、30kmくらいの高度なると昼間でも夜のように星が見えるのですよ。地上から見るよりもずっと明るく、鮮明に」



「というわけで、講座のおさらいです。」

「・出撃準備には手間がかかるので、ブースターの使用は基本的に依頼人の指定がない場合には使えません。
・マッハ10で飛行中は戦闘ができません。
・武器使用を含めて、危ない行動には自動的にロックがかかります。
・ブースターをパージした後はすぐに戦闘を開始できます。通常のブーストが切れた後と同じです。
・スロット欄や装備力の余裕がなくても、外付けが可能です。
・その引き換えに出撃準備に手間と時間がかかります。
・依頼では依頼人の指定がない限り、スクラムジェットブースターを使うことはできません。

「ちょっと。解説してない部分があるんだけど?」
「こまけえこたぁいいんだよ!」
「おしまい」

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