タイトル: ナイトフォーゲル・コンペティション マスター:WTRPGマスター
" target="_blank">mypage
" target="_blank">" width="130" height="180" border="0" id="side_waku08_r2_c2" name="side_waku08_r2_c2"/>
help
logoff
広場へ  
マスター紹介  
   
本部に戻る  
 


シナリオ形態:投票イベント
難易度: 特別
参加費: 無料
参加人数: 無制限
備考:
 7月の発売機体を決定します。
 連動シナリオが本部にて出されます。
投票締切: 6月26日 朝9時
注意事項:
 1PL1票まで
■オープニング本文

<決選投票>
「まさか、ここまで激しい競り合いになるとは」
「ずっと付かず離れずでしたしね」
 ナイトフォーゲルコンペティションの実行委員会は、投票の集計を行った結果を見て頭を抱えていた。
 一部の無効票を除いたあとの有効得票数が、ゼカリアとアルバトロスとで非常に僅差であったからだ。
「模擬戦の結果のほうはどうだ?」
 委員長が書記に投票と並行して行われた模擬戦の結果を聞く。
 ここで大きな差がついていれば、それを持って決着とすることができる。
「こちらも評価的にはわずかな差に落ち着いていますね」
 資料をめくりながら答える書記の言葉に、委員長はため息をつく。
「これでは、どちらに決定しても疑惑をかけられそうだ」
 ここまで得票数も評価も紙一重の差である状況で、最終決断を実行委員会が下せば、あらぬ疑いをかけられる恐れがある。
「やむをえまい」
「やむをえませんね。両方を同時発ば‥‥」
「ちがーうっ!」
 書記が言い終わる前に、委員長はツッコミを入れる。
「決選投票だよ。上位に残ったゼカリアとアルバトロスだけで投票をするんだ」
「それで白黒つけるわけですね」
「そういうことだ」

 かくして、ナイトフォーゲルコンペティション延長戦、
 ゼカリアとアルバトロスとでの決選投票が行われる運びとなったのである。


<コンペティション開催>

 日進月歩の勢いで進化を繰り返すナイトフォーゲル。
 あらゆる可能性やコンセプトが試され、様々な試作機が誕生している。
 だが、そのすべてが華々しい戦場に姿を見せるわけではない。
 実戦環境での新しい技術は不確定要素の塊であり、故障やトラブルは常について回り、最終的には実戦での使用に耐えないという評価を受けて消えていく存在もある。

 その結果、新鋭機が1年後には旧型となる凄まじい速度での開発が行われ、実戦投入からおよそ3年ほどしか経過していないS-01が退役に向かっている状況である。
 実用化されたばかりの技術が戦時下に加速度的に進歩することは、過去の戦史にままあることである。
 性能向上はもちろん歓迎するべき状況なのだが、新型がリリースされる度に新しい整備員は新しい整備マニュアルを熟読し、技術を身につける必要がある。最新鋭兵器の整備マニュアルは一般家電の取扱説明書などの比ではない。
 整備の現場から悲鳴があがるのも致し方ないところであろう。
 それでも、バグアの高性能機に対抗する為にはまだまだ機体性能が足りていないことを知っている整備員達は、1か月に1機種という厳しいオーダーによく耐え続けているといえる。もっとも、この1か月に1機種というのは特別な取り決めがあるわけではなく、慣習として定着してしまっている部分があるのだが。

 また、UPC正規軍はオリム大将をはじめ、コンバットプルーフ(実戦証明)主義が主流であり、実績がないものには命を預けられないと新技術を満載した最新鋭機を避ける傾向がある。能力者にいち早く期待をよせたブラット少将などはどちらかといえば珍しい存在であった。
 (一部を除いて)軍人は自分で搭乗機体を選べるわけではないので、信頼と実績のある兵器を好む傾向が強いのである。

 一方の傭兵は、整備担当者や軍人とは正反対に機種はどれだけあっても足りないという意見が多い。
 最前線に立ち、機体選択の自由を持つ傭兵達にしてみれば、より多くの機種の中から少しでも自分に相応しいナイトフォーゲルを選び出すことで敵に対するアドバンテージはもちろん、生きて帰る確率を高めたいというのが正直な心情であるといえよう。
 それはそれで正しい欲求であるだろう。
 搭乗機体を選択できる傭兵であるから、コンバットプルーフがないことによるリクスも自己責任といえるのである。
 ある傭兵が語った理想のKV像に「各部のパーツのモジュール化により、パーツ単位への組み合わせ変更可能。一人一人の傭兵にあわせたカスタム機が組み立てられる」という話がある。これなどは傭兵がナイトフォーゲルをどのように考えているかを示す逸話といえるだろう。
(※このアイデアには一定の合理性はあるものの、まだまだ進化の途上にあるナイトフォーゲルには適さない。新技術が開発された時に機体設計に大きな制限が加わってしまう為である)
 故に企業やULTから新型ナイトフォーゲルに関わる依頼が出されると、多くの傭兵の耳目を集めるのである。


 さて、こうした兵器に対する各部署の意識の差がある中で、少数派である傭兵の意見はどちらかといえば、レンタル権のリリース(=ULTによる機体調達)に対して影響力が小さかった。
 それが原因で「○○はまだか?」「そろそろ××でもいいんじゃない?」と傭兵がやきもきしてきた状況が長く続いている。
 そこで企画されたのが、今回のナイトフォーゲル・コンペティションである。
 性能、価格はもちろん、使用領域や根本的なコンセプトまで異なる複数のナイトフォーゲルの中から、次のレンタル権リリースを行う機体を決めようというものである。
「いやいやいや、全部いっぺんにだせよ」
という傭兵声が聞こえてきそうであるが、
「いやいやいや、無茶ぶりすんな」
と整備士達の声が聞こえてきそうでもある。

 この企画に協力を申し出たのが、ドローム社、メルス・メス社、MSI(マルート・スタン・インディア)社の3社であった。
 出品を見合わせた各社は様子見といったところである。

 この試みがうまくいけば、あるいは継続的に開催される可能性もあるだろう。
 くれぐれも意見の相違からくるトラブルなどがないよう慎むように。

<Illustrator:右から順にKANA、荻原みくみ、大吟醸。背景は平岡正宗>

 

■解説
7月に発売予定のナイトフォーゲルを決定するコンペティションです。
6月23日に締め切られた投票の結果が、得票数僅差であった為、
決選投票を行う運びとなりました。
決選投票の投票締切日は6月26日となります。

基礎情報 トライアル関連シナリオについて

ミユ・ベルナールドローム社のミユ・ベルナールです。
惜しくも弊社のグライドルは決選投票に参加できずに終わりました。
応援いただいた方々には申し訳ございませんが、今後も機会を狙ってKV開発を進めさせていただきます。


 >>ドローム社の出品機体を見る

リカルド・マトゥラーナ最終段階で割れてた票の一部が合流してくれたかね?
応援してくれたみんなのおかげで「アルバトロス」が決選投票に参加の運びになったよ。
もう少しの間、そして今後も末永く応援よろしく。


 >>メルス・メス社の出品機体を見る

アパルナ シャマランMSI社営業部のアパルナ シャマランと申します。
惜しくも1度で決着をつけることができませんでしたが、決選投票において文句がでないほどに白黒をつけられればと考えております。
皆様の温かいご支持をよろしくお願いします。

 >>MSI社の出品機体を見る



リカルド・マトゥラーナ

イラストレーター :大吟醸

アルバトロスも追い上げてたみたいだが、白黒つけるほどに差をつけられなかったか。
てわけで、決選投票の締め切りは6月26日までだ。
やれやれ、またしばらくは結果が気になってソワソワしちゃうね。

『今回は投票は1PLにつき、1票まで。
複数の機体に1票ずつはOKです』
傭兵ならこの符丁はわかってくれると思う。

ともあれ、ここで選ばれた機体は7月に傭兵向けにリリースされることになる。
今回みたいな大掛かりなコンペが毎回行われるとは限らんが、まあULTでも各機体に込めた期待や分析なんかの傭兵の意見は積極的に収集して、KVのリリースには頭をひねってるそうだ。

 参加表明掲示板を見る
 
 作戦相談掲示板を見る
 

君に背中を預けられる戦友はいるか?
チャットで仲間を集めよう!
そこのあなたっ!準備は大丈夫?
BACK