フェンリルの完成までには紆余曲折があった。
 傭兵向けに搭乗権貸与が行われている機体はEF-007フェンリル、
 英国王立工廠では「フェンリルMk.III」の名前を持っている。
 フェンリルMk.IIIの完成までの足跡を追う。
 

ナイトフォーゲル EF-007フェンリルMk.I

・機体の特徴
 Mk.Iは固定武装を持たないKV本体のみの機体であった。
 Mk.Iそのままを量産も検討されていたが、確実な敵精鋭機撃墜の為に強力な固定武装の採用が求められた。
 正規搭載の武装がグレイプニルで完成を見るまでに、Mk.Iは様々な改良を加えられ、さらにさまざまな固定装備が試用された。
 結果としてフェンリルはMk.IからMk.IIとで大きく様変わりにすることになった。
 Mk.Iは栄光ある試作機として、静かに工廠の倉庫に眠っている。

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ナイトフォーゲル EF-007フェンリルMk.II

・機体の特徴
 フェンリルMk.IIはフェンリルシリーズの事実上の最初の量産型となっている。
 機牙グレイプニルが正式に搭載されたことに加えて、フェンリルMk.Iによるテストの際に使用されたウェポンラッチがその有用性を認められて正式に採用されている。
 最初に生産ラインにのった機体である為、各種の不具合も多数発生している。
 Mk.IIで収拾された運用の面での欠点は、すぐさま機体の改修に活用されて、Mk.IIbへの登場へと繋がっていく。

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ナイトフォーゲル EF-007フェンリルMk.IIb

・機体の特徴
 フェンリルMk.IIbは、初期生産型であるフェンリルMk.IIの初期運用で発見された運用上の不具合を改修した機体。
 既存生産分のMk.IIをMk.IIbの仕様に改造した機体であり、新造された機体は別途にMk.IIcと呼ばれる。
 Mk.Iで問題視された過敏すぎる操縦性は改善されていないままであるが、それを好むパイロットも少なからずおり、この機体に対する需要は少なくない。
 ただし、スペック上の性能を変えるほどのものではなく、パイロットとの相性の問題に過ぎない。
 基本的に正規軍向けであり、設計をタイトにすることで若干ではあるが性能向上を図っている。

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ナイトフォーゲル EF-007フェンリルMk.IIc

・機体の特徴
 フェンリルMk.IIcは初期生産型であるフェンリルMk.IIの初期運用で発見された運用上の不具合を改修した機体。
 フェンリルMk.Ibとほぼ同様の機体であるが、最初から改修済みの設計で新規生産された機体である為、Mk.IIcの番号が振られている。
 Mk.IIで問題視された過敏すぎる操縦性が改善され、操縦に不慣れなパイロットでも扱いやすい素直な操縦性になっている。
 Mk.II、およびMk.IIbに慣れたパイロットには「反応が眠い」と不評であるが、スペック上の性能を変えるほどのものではなく、パイロットとの相性の問題に過ぎない。
 基本的に正規軍向けであり、設計をタイトにすることで若干ではあるが性能向上を図っている。

※この機体に【練剣「ベズワル」】は付属していません。
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ナイトフォーゲル EF-007フェンリルMk.III

・機体の特徴
 フェンリルMk.IIIは傭兵向けのカスタムベースとなる機体である。
 フェンリルMk.IIcをベースにしているが、傭兵が外見や内装をカスタムすることを見越して全体的に簡素に仕上げられている。
 装飾パーツの追加、機体内装の交換、操縦システムの最適化にいたるまで、様々な改造が行いやすい仕様になっている。
 その為、性能は正規軍向けよりも劣るとされているが、ラストホープのドローム社の改造を見越せば誤差程度とされている。

 機械オンチから元戦闘機パイロットまで、幅広い使用者がいる傭兵向けの機体である為、操縦システムのデフォルトはMk.IIcのような「素直な操縦性」の機体となっているが、購入時に注文を行うことでMk.II、およびMk.IIbのような「過敏すぎる操縦性」に変更することも可能である。
 正規軍の機体であるMk.IIにはない、個別のカスタムを前提として、その為の処理を行いやすい工夫は傭兵のカスタム好きがあればこその使用である

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