DH-179 アヌビス登場

 MSI社で開発されていたDH-179がついにお目見えする。
 DH-179は人型時の物理格闘攻撃性能に重きをおいた用途限定KVであり、非物理兵装の能力を最低限に抑えることで、販売価格も200万円以下に抑えられているという。公開されたスペックから編集部が分析するに、市街地や起伏が激しい地形などでのゲリラ戦術的な運用に期待が寄せられる。
 独特の『鼻っ面』と『獣耳』を持ち、その特異な形状から半人半獣の神、『アヌビス』のペットネーム(愛称)を与えられているが、これは本
来は四脚歩行を行う英国のEF-006や銀河のXA-08Bをイメージして開発されていた名残である。

中堅機という選択

新型のナイトフォーゲルというと、XF-08DやCD-016などの高級・高性能機に目を奪われがちであるが、先月発売したA-1ロングボウ、R-01Eイビルアイズなど、200万円以下の機体リリースはここのところ目覚ましいものがある。
果たして、中堅機という選択はKV市場で成功しうるものであるのか。同様の用途限定機としては重攻撃機としてのA-1がリリースされた
ばかりであるが、こちらの売れ筋は正直芳しくない状況がある。
「A-1はドロームの補正が入ったとはいえ、カプロイア特有のアンバランスさから防御面に不安があります。弊社のDH-179も非物理攻撃に難はありますが、物理攻撃能力、防御力ともに価格に対して十分な性能をもっています。攻撃手段は減りますが、一通りの戦闘をこなすのに不足しているものなど何もありません。また、A-1がミサイル浪漫KVというのであるなら、DH-179は格闘ロマン機です。ラージフレア「鬼火」、フレキシブルモーションなど人型時の接近格闘戦で活用できる機体機
めくる

表紙へ  次のページへ
バックナンバー
CTSトップに戻る