ラストホープ、移動す!
 この浮遊島に生活する者の一員として、記者もラストホープの大移動には度肝を抜かれた。何より、普段は海の上を漂っているだけのラストホープが本気を出せば飛行できる、とは記者もびっくりである。
 しかし、驚くべきはそこなのか、といえばそこではないだろう。これまでそういった『本気』を出さずに専守防衛に努めていたラストホープ本島がそのベールを脱ぐという意味を考えると、記者は慄然とせずにはいられない。つまり、人類側の拠点としての活動よりも生き残る事を優先していたラストホープが、攻勢に転じたということなのだ。これは、人類の勝利が近い

ゆえの駄目押しなのか、それともそうせざるを得ないほど戦局が傾いたのか――。
 これまでに軍や有力者に突撃取材を重ねた記者の独断から言えば、答えは両方である。つまり、地球規模で人類が勝利に転じているという事は、業を煮やしたバグアが逆襲に出る可能性も高い。今まで狙われなかったラストホープは、放っておいても戦場になる可能性が高いのだ。であれば、先手を打って攻撃に使ってしまおう、とUPCが考えたとしても不思議ではない。

(→2面へ続く
アフリカ奪還作戦に呼応してアラブ方面にて連動作戦が展開!
大西洋の反対側でもギガワームとの決戦が! 噂の中将の姪の姿も!
ガラPONは6月22日まで! もう少しだから忘れないようにね!