新技術！クラスチェンジ！
　以前より研究が行われていたクラスチェンジの技術がようやく一般傭兵にも適用される運びとなる。
　これまでの例ではＵＰＣ戦略軍のリチャード・ジョーダン中佐が、スナイパーからヘヴィガンナーにクラスチェンジした事例が話題になったこともあるが、それ以降クラスチェンジの話題は、少なくとも一般傭兵の間では続報が入ってこない状態となっていた。
　この空白の期間に果たして何があったのか？
　本紙は未来科学研究所に突撃取材を敢行した！
――未来科学研究所の「天才肌の助手」さんです。
「え？　最初のクラスチェンジから時間が掛かったのはなぜかって？」

さらなる高みへ　上級クラス
――ジョーダン中佐の転職が成功してから、随分と経っていますね。
「一つには設備の整備だな。ジョーダン中佐の時は『実験』でしたので。ええ、色々出来ましたよ」
――何か本命がありそうな口ぶりですね。
「ふむ、能力者を更なる高みへと導く、『上級クラス』という技術の開発完了を同時発表しようとな」
――上級クラス、なにやら心躍るワードですが。
「能力者そのものの能力は変わらない。ただ、今まで無駄の多かった力加減を最適化することで実行戦闘能力は大きく向上するのだ」
――以上の上級クラスは８月２５日より未来科学研究所でモルモット希望者の募集を開始します。お楽しみに。

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