第3のUK
ユニヴァースナイト参番艦「轟竜號」がロサンゼルス沖に到着した。
第2フェイズの戦闘参加には間に合わないが、積載してきた新品のMBT-012ゼカリアは第3フェイズでは即座に稼働状態にできるよう調整が進んでいる。
それにしても、驚愕すべきはユニヴァースナイト参番艦の巨大さである。長さ1kmにも及ぶ飛行甲板を2本も備えたその威容は、さながら小さな島が動いているがごとき姿である。
動く島といえばラストホープ島があるものの、なまじ巨大すぎて全体を把握しづらいラストホープ島に比べて、船の形をしている分だけ巨大さが際立つ。
開発者の一部からは(巨大すぎて)距離感が掴めない轟
竜號の緊急潜水や緊急浮上に巻き込まれたKVが大破する可能性に懸念の声が上がってさえいる。
G3P計画の成果
轟竜號はアジアのメガコーポレーションである銀河重工、マルート・スタン・インディア、奉天北方工業公司の3社の共同事業「G3P」計画によるものである。
海上、海中に用途を限定されるものの、潜水艦として設計されたことでの水中戦アドバンテージは今後の戦略において大きな意味を持つことになるだろう。地表の7割は海なのであるから。
識者によれば、UPC東アジア軍も協力していることから、しばらくは太平洋に配備される見通しが高いという。