「フェニックスはいいKVだ」UPC軍にセールス攻勢

【オタワ25日LHT】UPC北中央軍の次期主力ナイトフォーゲル(KVX)の選定を巡り、ドローム社のミユ・ベルナール社長が今月初めのオリム大将との会談の際に、次世代機F-201Aの機種名を具体的に挙げてUPC側に採用を打診していたことが25日分かった。複数のドローム関係筋が明らかにした。
 オリム大将や北中央軍側は、同程度の性能を有し、かつすでに半年分の実戦証明(コンバットプルーフ)を持つCD-016シュテルン導入を諦めたわけではないが、ミユ社長自らがF-201Aの「トップセールス」に乗り出したことで、UPC北中央軍側の選択肢が狭まるのは避けられない。CD-016導入を断念し、F-201A採用の本格検討を迫られる可能性が強まった。
 関係筋によると、オタワで24日に開かれた会談で、ミユ社長がKVXの話題を切り出し、CD-016が今後も値下がりが難しい可能性を指摘したうえで「フェニックスはいいKVだ」などと述べ、同機採用を暗に求めた。会談直後のUPC側説明では、社長はUPC正規軍でのKVの採用がさらなる次世代KVの開発資金に繋がる現状に理解を求めたとされていた。
 会談でオリム大将は「少しでも望みがあるならシュテルンの検討を続けたい」と応じたため、結論は先送りされた形になっている。
 ドローム側はすでにUPC北中央軍の将校を招いた試乗会なども繰り返し行っており、現場レベルからのフェニックス採用工作を進めてい

「最高の機体よ。大空を舞台に新しい剣の道も開けそうね」−冴木玲軍曹
る。

UPC軍KV事情

 UPC北中央軍は退役の始まっているナイトフォーゲルS-01の後継に、極東ロシア戦線をエース機として乗り越えたCD-016シュテルンを本命視している。
 もともと実戦証明主義の強いUPC正規軍においては、新型機は一定期間採用せずに傭兵の使用実績
「個人的にはトラウマなKVよ」
無茶な機動を行ってすっ転んだ
マウル・ロベル少佐
やULTによる整備ノウハウの蓄積を待って徐々に導入を行う方針を取っている。(これは予算不足にあえぐUPC正規軍が導入、運用コストを低くする為の苦肉の策でもある)

仲間と乗りたい
    フェニックス

 フェニックスには地味ながら非常に強力な特徴がある。巡航速度が既存のKVよりも頭一つ抜けていることである。早い速度での部隊展開能力が期待されている。
 この高速展開能力を活かすには小隊員全員、ないし小隊の先鋒となる隊員達が皆フェニックスに乗ることが望ましいだろう。従来機にあわせては速度を活かせず、一人だけでは突出してしまう。
 それらを防ぐ為、フェニックスドライバーは、小隊仲間にもフェニックスを勧めてほしい。

 



一面に戻る
CTSに戻る