本日、ドローム社より遂に発表された新型KV、リッジウェイ。
当編集部は独自の情報ルートを通じていち早くリッジウェイの全容をお届け! 題して、
リッジウェイ VS M1戦車!
ドローム社の役員から軍事評論家ら有識者のコメント、果ては心底どうでも良い事まで、独自の観点から硬軟織り交ぜた記事をお送り致します!
●陸戦の花形、M1
まず、両者を比較する前に、M1戦車とリッジウェイ、それぞれの概要を解説しよう。
M1戦車はドローム社がUPC北米との共同開発で完成させた主力戦車で、正式名称、MR-101M1主力戦車。
主砲にはクルメタル社製140mmライフルを搭載し、高い火力を誇る。また、システム面の徹底的な機械化によって必要搭乗員は1名にまで削減され、人的資源保護の観点からも非常に有用な戦車だ。
――と、ここまでは基本の話。
実はこの戦車、ロシアからの協力提案への拒絶にはじまり、完成に至るまで迷走に迷走を続けている。
その迷走ぶりはというと、一部では知らない者もいないぐらいに有名で、更には、当の開発部で囁かれたあだ名が『酔っ払い計画』というのだから酷い。
●遅れて現れた陸戦KV
さて、とはいえ、リッジウェイの開発も順風満帆とはいかなかったのもまた事実。
そもそもこのリッジウェイ、元はと言えば、五大湖開放戦の前後から開発の報が入っていた筈だ。
しかし、その完成が遅れに遅れたのは情報通の傭兵なら誰でも知るところだ。登場に至るまでの経緯は、五十歩百歩の酷い戦いだという結論になりそうだ。
この点については、またいつか改めて記事にしたい。
●攻撃性能
男の子のロマンと言えば、おっきな大砲。
という訳で、さっそく攻撃能力の比較から始めたい。M1の主砲は先ほども記したようにクルメタル社製の140mmライフル砲を搭載し、高い火力を誇る。
対するリッジウェイはKV。固定武装で比較するならば、当然M1戦車に軍配があがる。