R-01
・開発の経緯
 北アメリカに本社のあった中規模企業「インペリューム・エアクラフト社」が開発した重量級戦闘機、旧名称X-F6ストロングホーク。
 2007年初頭、運用面に何かと問題が多かったF-006の後続機を決めるべくUPCが行った次期主力機トライアルにおいて「ドローム社」の開発したS-01と最終審査まで残り、数多くの伝説的な記録を残したにも関わらず敗退したことで有名になる。
 UPCが提示していた最高速度、搭載力や機体の安定性には満たなかったものの、運動性能、操縦性は群を抜いており、テスト中に次々と世界記録を塗り替えたほどであった。
 R-01(X-F6)は世界の注目を集めたが、結局採用されたのはS-01のほうで、インペリューム社は開発費用の一部の支給が約束されただけに終る。
 2007年5月「インペリューム社」が電撃的に「ドローム社」に併合される事件が起きる。裏でどんな取引が行われたかわからないが、継続されていたR- 01(X-F6)のプロジェクトは「ドローム社」に引き継がれ、翌6月には早くもR-01の名称でほぼそのまま生産されることとなった。

 R-01の特徴は、最高速度を犠牲にしてまで得た高い運動能力にある。 大きな機体に似合わず軽快な動きができ小回りが利く。
 また、各種電子兵装、射撃統制システムのようなデリケートな装置の多くを省いたため、かなりワイルドで手荒な扱いにもタフである。
 この特徴が最も生かされるのは地上戦における接近格闘戦闘で、バグアの地上兵器相手に、先史時代さながらの白兵戦を演じる事ができる。

 R-01は操縦に癖があり、慣れるまでに時間がかかるもののS-01に比べ生産が容易で整備性が良い事から、世界各国で高い人気を持っていた。