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S-01 |
・開発の経緯 北アメリカに本社がある世界最大のメガ軍事コーポレーション「ドローム社」が開発した重量級の戦闘機である。 S-01は、エミタシステムを軍事転用に初めて成功した歴史的な名機「F-006」の直系に当たる正統派の機体で、全ての戦場、全ての戦況において敵を圧倒できる事を目的として開発されている。 空中戦、対艦戦、地上攻撃とあらゆる分野で活躍可能で、万能戦闘機論争のきっかけにもなった機体である。 S-01は、極めて高度で複雑な戦闘システムの集合体だが、その戦い方は理解しやすい。 超高速の一撃離脱戦法。SESの能力を遺憾なく発揮した高速度と重火力を行使して敵を圧倒するのである。 当事もっとも危機的でもっとも重要とされていた北アメリカ地域の空に始めて投入されたS-01は、限定空域であるが侵略者より制空権を奪い返すことに成功する。 地上戦闘においても当初万能戦闘を目指しての開発が行われていたが、後に他に接近戦闘を得意とするタイプが開発されると、中距離での戦闘を担当するように運用は変化していった。 この機体の量産開始から1年近くが経過した頃から、KVの爆発的な進化が始まり、この機体が旧式化するのにさしたる時間はかからなかった。 それでも、ナイトフォーゲルという新概念の兵器を具体化したS-01が後世に語り継がれるべき、名機であることは疑いはない。 維持に高い技術と費用がかかることから旧米国同盟国の経済的に高いレベルの地域以外では見かけることは少なかったが、中古機体の売却やリースによって広く運用されるようになっている。運用体系における熟成とマイナーチェンジは続けられてきた結果である。 現在は生産が終了しているが、生産数が多いこともあり、様々な方面で運用されている。 |