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ドロームにて開発された高出力荷電粒子砲DR−Mを搭載する為に開発されたKV。 DR−Mが必要とする専用ジェネレータと冷却システムの積載が可能な機体は大型のスピリットゴースト以外に無く、知覚武装に対して相性の悪い同機の大改造が、開発の最初の難関であった。 特に熱管理については最終段階でも解決を見る事は無く、DR−Mの掃射モードを起動した場合、強制開放型装甲と放熱フィンと放熱索の併用による放熱を余儀なくされる。 200mm4連キャノン砲を取り外し、代わりに比較すれば軽量なDR−Mシステムを組み込んだ結果、本来のスピリットゴーストよりもやや軽快な動きが可能となっている。また、熱管理の為に新たに設計された強制開放型装甲は、閉鎖時には従前より耐弾性を高めるという余禄をもたらした。 斯くの如き困難の末に実用に至ったDR−Mの威力は代償に相応しい物だが、使用局面が限られる為に軍への採用は行われていない。 AU−KVにも対応している。
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