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高出力荷電粒子砲DR-Mを搭載した試作機、KM-m3マリアンデールの改良機。 マリアンデールは、スピリットゴーストをベースとしてDR-M専用ジェネレータと冷却システムを積載・稼働させるために改造されたKVであり、本改良にあっては、最大の特徴であるDR-Mに別モードが搭載された。 しかし、未完成の熱管理システム、限定される使用局面といった様々な問題は解決されておらず、当改良機もまた軍への採用は見送られた。 DR-Mに新たに搭載されたモードは、拡散モード。掃射モードのシステムに収束率を意図的に低いままで発射する別プログラムを組み込み、放たれる粒子を射撃直線上で拡散させるモードである。 当改良にあたり名称には「フロリバンダ」という語句が追加されている。この「フロリバンダ」とは、花束を意味する語であり、マリアンデールが属するフロリバンダ・ローズの房咲きという特徴を表している。房咲きとは、一つの花茎に数輪の花が房状に咲くことであり、「フロリバンダ」の一語をもって拡散モードの搭載を象徴的に明示している。
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