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カプロイア社が開発・生産を請け負ったバイク型KVであり、変則的ながらカプロイア社初の量産型KVである。開発コンセプトはカンパネラ学園関係者の手によって作成された。 AU-KVであるリンドヴルムやミカエルの開発、生産経験が活かされているが、航空機としてもロボットとしても新機軸が盛り込まれた前例のない機体である。 その為、開発に当たっては複数種類の試作機群を製作し、概念実証や運用のデータを集められた。 本機はそうした試作機群と並行して開発がすすめられ、それらの運用データをフィードバックしながら完成した。その意味ではすべての試作機の要素を継ぐものであり、同時にどの試作機とも別物である。名前は優秀なデータを残した試作機から受け継いでいる。 その最大の特徴は四脚大型装輪であり、不整地踏破能力ではMSIのゼカリアに譲るものの、既存のKVに比べて高い不整地速度を誇る。 この四脚は左右を一組として合体させることで、高速二輪モードに移行することができる。ブーストを使用した瞬間最高速度は600km/hを超え、通常最高速度で200km/h以上、巡航速度でも60km/hを誇る脅威の地上最速KVである。 ヘルヘブンの戦闘方法は、その圧倒的な速力を利用した突撃戦法に真骨頂がある。
ヘルヘブンの750型は生産工程や部品精度を高いレベルで管理しており、同型機の250型に比べて高コストと引き換えに高い性能を獲得している。 もっともカプロイア社にしてみれば、これでも品質は妥協したレベルであり、過去のオーダーメイドに等しい自社開発KVに比すれば、常識的なレベルでの高品質と言える。 AU-KVに対応している。
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