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次世代標準を目指すドロームが満を持して送り出した新型機。AU-KV対応。 新型KV用エンジン『SES-200』の性能をフルに発揮できる機体として設計され、大型機ながら高い機動性を誇る超高性能KV。 その実際は、他社の相次ぐ高性能機投入に焦燥感を抱いたドロームの上層部が、社の技術力を示す為に急遽投入を決定した技術試験機の量産型。可動域の大きいベクタードノズル、新型の機体安定化装置や気流制御補助力場を使用した擬似人型飛行能力等、ドロームの威信を賭けた各種新技術の投入により非常に高いスペックを誇るものの、膨大な燃料消費率を機体の大型化と装甲化されたコンフォーマルタンク(密着型大型増槽)で補うなど間に合わせの部分も多く、コストや生産性・整備性等、実用機としての課題も多い。 従来型の制空戦闘機を強く意識した飛行形態は正統派の空力設計を継承しており、『SES-200』エンジンの高出力との組み合わせにより、これまでのKVよりも頭一つ飛び抜けた巡航速度を得ている。
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